ニュッサのグレゴリオスを中心として --
谷隆一郎 /著   -- 創文社 -- 2000.06 -- 22cm -- 313,13p

資料詳細

タイトル 東方教父における超越と自己
副書名 ニュッサのグレゴリオスを中心として
著者名等 谷隆一郎 /著  
出版 創文社 2000.06
大きさ等 22cm 313,13p
分類 198.19
件名 ギリシア教会
内容 索引あり
要旨 本書は、東方教父の多様にして一なる伝統の中から、初期と盛期との代表としてそれぞれアレクサンドリアのクレメンスとニュッサのグレゴリオスとを択び、とくにグレゴリオス晩年の観想の精華とも言うべき諸作品の文脈に即して、およそ教父の愛智(=哲学)の基本的動向を多少とも明らかにしようとしたものである。もとより、東方教父という大きな思想潮流は後世のわれわれにとって、学問的にも、またさらに人生の道行きの指針という点でも、誠に汲み尽くしがたい遺産であって、本書はただ、ある一つの角度から分相応な仕方で原典を読み解いていったものに過ぎない。そしてそれは、とにかくも学的探究という体裁を取っているが、筆者の意図するところはむしろ、ある種の専門知などという領域を突き抜けて、この不明な身を導く導師にできるだけ聴従してゆくことに存した。
目次 第1部 信と知との探究―アレクサンドリアのクレメンスに即しての展望(知を求める信―その動的な構造;敬神と愛智);第2部 ニュッサのグレゴリオスにおける超越と自己(愛智の基本的構造;神の名と否定神学;エペクタシスの道行き;存在の次元における自由の問題;善の超越性と不断の創造;肉体・質料の復権と他者 ほか)
ISBN(13)、ISBN    4-423-17125-2
書誌番号 1100049074

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 198.1/15 一般書 利用可 - 2020981698 iLisvirtual