重層するネットワーク --
日本上海史研究会 /編   -- 汲古書院 -- 2000.03 -- 22cm -- 527,22p

資料詳細

タイトル 上海
副書名 重層するネットワーク
著者名等 日本上海史研究会 /編  
出版 汲古書院 2000.03
大きさ等 22cm 527,22p
分類 222.21
件名 上海-歴史
内容 内容:総説 上海-重層するネットワーク 古厩忠夫/著. 上海企業家と「公」領域の諸相 清末上海における「私園公用」と公共空間の拡散 熊月之/著 秦惟人/訳. 「公益善挙」と経元善 高橋孝助/著. 地方政治の革新と上海の紳商団体 曾田三郎/著. 袁世凱政権下の釐金改革と上海の認捐制度 金子肇/著. 一九三〇年代金融危機と申新紡織公司 菊池敏夫/著. 地域エリートとネットワークの諸相 保証人と紹介状のつなぐ救済 小浜正子/著. 誘拐と救済の都市間ネットワーク 岩間一弘/著. 上海のYWCA 石川照子/著. 近代長江沿岸都市の商業と埠頭貿易 沈祖〔イ〕/著 渡辺彰子/訳. 「公論」の可能性 鈴木将久/著. アメリカ文化伝播ネットワークと上海の知識人階層 張済順/著 福士由紀/訳. 上海のなかの日本 上海内山書店
要旨 本書は、近代上海に生きた人々がとり結んだ各種ネットワークを手がかりに『国際都市』上海を成立させていた多面的で重層的な社会的結合関係の在り様を解明することから、近代上海の都市社会に歴史的にアプローチすることを試みるものである。近代上海は、人口の上で大多数を占めた中国人と政治的経済的に都市社会の中枢を握っていた外国人が共存した都市であった。上海の外国人の中において最大の人数を占めていた日本人コミュニティの状態やそれと中国人社会との関係などについては、これまで研究が十分進んでいなかった。本書は、日中関係における日本人と中国人社会との相互依存・競存・敵対の関係を『国際都市』上海に則して解明することにも一つの重点を置くものである。また、日本上海史研究会は創立以来、中国人研究者をはじめとする外国人研究者の参加を得ながら学術活動を進めてきたが、本書も本研究会が積極的に推進してきた日中学術交流の一つの成果とする。
目次 総説 上海―重層するネットワーク(「国際都市」上海と日本・日本人;ネットワーク論;地域エリートと「公」領域論 ほか);1 上海企業家と「公」領域の諸相(清末上海における「私園公用」と公共空間の拡散;「公益善挙」と経元善―人的な集積とネットワーク;地方政治の革新と上海の紳商団体 ほか);2 地域エリートとネットワークの諸相(保証人と紹介状のつなぐ救済―上海残疾院にみる慈善界の救済ネットワーク;誘拐と救済の都市間ネットワーク―二〇世紀前半上海の視点から;上海のYWCA―その組織と人のネットワーク ほか);3 上海のなかの日本(上海内山書店小史;上海日本人居留民と仏教;上海をめぐる日・仏の情報交換ネットワーク―「帝国」と「植民地」の情報統制 ほか)
ISBN(13)、ISBN    4-7629-2656-6
書誌番号 1100055625
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1100055625

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 222.2/22 一般書 利用可 - 2023038504 iLisvirtual