犯罪・文学・社会 --
小倉孝誠 /著   -- 淡交社 -- 2000.10 -- 20cm -- 265,6p

資料詳細

タイトル 近代フランスの事件簿
副書名 犯罪・文学・社会
著者名等 小倉孝誠 /著  
出版 淡交社 2000.10
大きさ等 20cm 265,6p
分類 368.6
件名 犯罪-フランス-歴史 , フランス文学-歴史-近代
注記 並列タイトル:Les re´cits de crimes dans la France moderne
要旨 ヒ素による夫殺し(ラファルジュ事件)の裁判は、毒物鑑定をめぐって混迷し、真相が謎のまま美貌の妻マリーに有罪の判決がくだった。終身刑に処せられたマリーは、特赦で釈放された直後に世を去るが、事件の物語性は、新聞の三面記事を賑わしただけでなく、文学界をも刺激し、無名時代のゾラによって『テレーズ・ラカン』が生まれる。このほか、上流階級のスキャンダル(フララン事件)と『ボヴァリー夫人』、一家八人を手にかけた若き殺人鬼(トロップマン事件)と大衆紙『プチ・ジュルナル』の人気、暗躍するアパッシュと怪盗小説のヒーロー、アルセーヌ・ルパンの登場など、実在の事件と文学・ジャーナリズムの密接で危険な関係を、当時の裁判記録や担当刑事の回想録、新聞記事や文学作品を通して明らかにする。犯罪は文学を刺激し、虚実錯綜した創作の世界が、またさらなる犯罪を挑発する。現代社会にオーバーラップする問題を、詳細な資料と知的推理で読み解く話題の一冊。
目次 第1章 夫を殺した女たち;第2章 情痴事件のスキャンダル;第3章 殺人事件と大衆ジャーナリズム;第4章 闇のベル・エポック;第5章 犯罪と文学
ISBN(13)、ISBN    4-473-01767-2
書誌番号 1100056120
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1100056120

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