保田與重郎文庫 --
保田與重郎 /著   -- 新学社 -- 2001.01 -- 16cm -- 111p

資料詳細

タイトル ヱルテルは何故死んだか
シリーズ名 保田與重郎文庫
著者名等 保田與重郎 /著  
出版 新学社 2001.01
大きさ等 16cm 111p
分類 943
要旨 「新ぐろりあ叢書」の一冊として昭和十四年十月に刊行された本書は、同十一年に出た事実上の第一評論集『英雄と詩人』で扱った主題と関心を、さらに発展深化させた稀有の文芸評論の書である。資本主義とともに普遍化してゆく西欧近代の発想に早くから疑念を抱いていた保田は、ゲーテの「若きウェルテルの悩み」の背後に、近代の無惨を知って主人公を殺さざるを得なかった作家の明察と、東洋に目を向けようとする芸術家の精神を読み取った。戦後になって著者自ら筆を執った「解題」で「私の近代否定論が、どういふ骨格かといふことを、理解して欲しいので、この本を出した」と述べているところからも窺えるように、文学批評の枠を超えた究極の文芸評論、文明論として光彩を放つ異色作である。
目次 ヱルテルは何故死んだか;ロツテの弁明
ISBN(13)、ISBN    4-7868-0026-0
書誌番号 1100077273

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 文庫本 943/210 一般書 利用可 - 2023683574 iLisvirtual