1930年代「国民の物語」批判 -- NHKブックス --
成田龍一 /著   -- 日本放送出版協会 -- 2001.04 -- 19cm -- 278p

資料詳細

タイトル 〈歴史〉はいかに語られるか
副書名 1930年代「国民の物語」批判
シリーズ名 NHKブックス
著者名等 成田龍一 /著  
出版 日本放送出版協会 2001.04
大きさ等 19cm 278p
分類 210.7
件名 日本-歴史-昭和時代
内容 年表あり
要旨 “歴史”とは何か、それはどのような役割を果たすのか―日本が総動員体制へ向かう一九三〇年代、“歴史”は、均一的な「日本人」を主語とする「国民の物語」へと変貌し、その語りを通して、排他的な共同体意識をうみ出していく。島崎藤村の歴史小説や火野葦平の戦記、そして女性たちが記したルポルタージュなど、三〇年代の多様なテキストを取り上げ、それらの語りに、「われわれ日本人」という歴史意識形成のメカニズムを探る。過去/現在を語る装置としての“歴史”のあり方を問い直す注目作。
目次 序章 なぜ、“歴史の語り”が問われるのか;第1章 「歴史」の語り―一九三〇年代の明治維新像(「歴史」を描く三つの領域;『夜明け前』の世界―「地域」から描かれる明治維新 ほか);第2章 「戦争」の語り―日中戦争を報告する文体(ルポルタージュから戦争文学へ;火野葦平の戦場―『麦と兵隊』『土と兵隊』の文体 ほか);第3章 「現場」の語り―貧困と啓蒙の一九三〇年代(「現場」からのルポルタージュ;『小島の春』と『女教師の記録』―啓蒙への情熱 ほか);終章 広島と沖縄戦の語りから―「国民の物語」を超えて
ISBN(13)、ISBN    4-14-001913-1
書誌番号 1101022806

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 210.7/1808 一般書 利用可 - 2024268139 iLisvirtual