小説・松川事件昭和史ミステリー --
金井貴一 /著   -- 広済堂出版 -- 2002.03 -- 20cm -- 492p

資料詳細

タイトル 転覆
副書名 小説・松川事件昭和史ミステリー
著者名等 金井貴一 /著  
出版 広済堂出版 2002.03
大きさ等 20cm 492p
分類 913.6
内容 文献あり
要旨 昭和二十四年八月十七日午前三時九分、前の日に青森駅を発車した奥羽線回り上野行き旅客第四一二号列車が福島の松川駅へ向かう途中、何者かの工作によるとみられる脱線転覆事故を起こし、三名の犠牲者を出した。世に言う「松川事件」の発生だが、この戦後の混乱期、福島では共産党や労働組合がらみの騒擾事件が頻発していた。また国鉄では職員の大量解雇をめぐる反対運動も激化していた。警察はこの事件の犯人を国鉄労組と東芝労組と決めつけ、不当な自供を元に組合員を次々に逮捕する。福島通報の記者・鞍元梁介は事件を追ううち、大きな組織の意図が隠されているのを感じる。また事件に関係する不審な人物の連続殺人など、謎は深まるばかりである。戦後の日本の占領政策をめぐって、勝者であるアメリカのGHQ、またソ連の諜報機関MGBなど、それぞれの思惑の中で翻弄されていく日本。その渦の中で、過去を捨てて生きる男たち、愛するひとを亡くした女、上層部の圧力にも屈せず事件の真相に迫ろうとする刑事など、様々な人間模様を描きながら昭和史の闇に迫る傑作推理。
ISBN(13)、ISBN    4-331-05865-4
書誌番号 1102011158

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 913.6/29216 一般書 利用可 - 2021272755 iLisvirtual