内藤磐 /著   -- 西田書店 -- 2002.10 -- 22cm -- 304p

資料詳細

タイトル 記紀伝承の分水嶺
著者名等 内藤磐 /著  
出版 西田書店 2002.10
大きさ等 22cm 304p
分類 911.11
件名 記紀歌謡
要旨 『古事記』の成立は和銅五年であったとして誤りないと、著者は信じている。『古事記』という古事世界が確立したことによって、「国史」としての『日本書紀』も、「地方誌」としての『風土記』も、その書物としての性格付けを明確に持ちえた。『日本書紀』が正史としての性格を明確に持ち始めたことにより、ウタは歴史より離れる宿命を負うことになる。記紀の書成の時代が、『万葉集』の時代と重なってくるのは、そうした時代相を示しているということができよう。
目次 第1章 「神語」の構成とその意義(記伝承「襲に立つ月」の物語;「尾張風俗歌」の伝承について);第2章 「久米歌」による伝承とその意義(「古久米舞譜」遡源;前妻と後妻との争い);第3章 記紀伝承のカタリとウタ(出雲建が佩ける太刀;燃ゆる火の火中に立ちて);第4章 記紀伝承のカタリとウタの変容(記紀伝承の分水嶺;「神語」と「擬神語体」とのあいだ);第5章 閉ざされた桑梓の世界『古事記』(記紀伝承の形成と編纂過程における凍結;『古事記』より『日本書紀』への継承と変容;記紀伝承と天武・持統朝;記紀の旧辞伝承と豊明節会における神事儀礼)
ISBN(13)、ISBN    4-88866-357-2
書誌番号 1102075245
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1102075245

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 911.1/3546 一般書 利用可 - 2028405114 iLisvirtual