プラトンの反二元論的世界像 --
瀬口昌久 /著   -- 京都大学学術出版会 -- 2002.12 -- 22cm -- 366,12p

資料詳細

タイトル 魂と世界
副書名 プラトンの反二元論的世界像
著者名等 瀬口昌久 /著  
出版 京都大学学術出版会 2002.12
大きさ等 22cm 366,12p
分類 131.3
個人件名 プラトン
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1959年兵庫県生まれ。91年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。96年名古屋工業大学講師を経て、同大学助教授。主な著訳書「ソクラテス以前哲学者断片集」第5分冊、プルタルコス「モラリア2」。
内容紹介 心身問題の観点からプラトンの哲学を再検討し、物心二元論の祖としてプラトンを位置づけるきわめて強固な思想史的伝統の誤解をただし、プラトン哲学の反二元論的とでもいうべき世界像の意義を明確にする。
要旨 本書は、心身問題の観点からプラトンの哲学を再検討し、物心二元論の祖としてプラトンを位置づけるきわめて強固な思想史的伝統の誤解をただし、プラトン哲学の反二元論的とでもいうべき世界像の意義を明確にする。つまり、身体・社会・自然世界をつらぬいて、プシューケー(魂、生命、心)の働きを有機的に展開するプラトンの思想を考察することによって、今日のわれわれの知のモデルとして、プラトン哲学の有効性と可能性を提示する。
目次 心身問題前哨―プラトン『パイドン』における生と知の原理;第1部 魂と身体の共同性(魂と国家―プラトン『国家』における人間と国家のアナロジー再考;性・身体・国家―プラトン『国家』と女性;身体の解放と知の解放―ニーチェ、フェミニズム、プラトンのディオニュソス);第2部 魂・イデア・場(物体主義と形相主義への批判―プラトン『ソピステス』における知と実在のパラドクス;物、空間、場―プラトン『ティマイオス』における「場」の理論;古代アトミズムの心身論との比較―エピクロスとルクレティウスの生命論とプラトン ほか);第3部 魂のコスモロジー(コスモスの回復―プラトン『クリティアス』における自然環境荒廃の原因;魂の配慮と身体の配慮―プルタルコス『健康のしるべ』における医学思想とプラトン;身体の言葉と魂の言葉―プラトン『国家』における三段階模倣説と線分の比喩 ほか);反二元論的世界像の探求
ISBN(13)、ISBN    4-87698-449-2
書誌番号 1102078319

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