修辞学的研究から神話学的研究へ -- 中央大学学術図書 --
渡邉浩司 /著   -- 中央大学出版部 -- 2002.12 -- 22cm -- 432p

資料詳細

タイトル クレチアン・ド・トロワ研究序説
副書名 修辞学的研究から神話学的研究へ
シリーズ名 中央大学学術図書
著者名等 渡邉浩司 /著  
出版 中央大学出版部 2002.12
大きさ等 22cm 432p
分類 951
個人件名 クレティアン・ド・トロア
注記 文献あり 索引あり
要旨 本書の大きな功績は、12世紀の物語作家たち、とりわけクレチアン・ド・トロワにとって1次資料として使われたテクストの神話的背景を探り、中世の心性(メンタリティー)と想像世界(イマジネール)との関わりで「イロニー」の問題を提起しているところにある。
目次 第1部 西欧中世文学研究と「イロニー」―修辞学的研究から神話学的研究へ(クレチアン・ド・トロワ研究における「イロニー」研究の位置;中世仏文学に見る「イロニー」研究の現況;神話学的読解へ向けて);第2部 「イロニー的文体」―クレチアン・ド・トロワの物語の修辞学的分析(『聖杯の物語』における「対位法」の問題―「構造のイロニー」をめぐって;『クリジェス』に見る「構造のイロニー」―2世代並置による2部構成の戦略;『クリジェス』に見る「言葉のイロニー」と「状況のイロニー」―クリジェスの叔父アリスが占める「幻影」の極 ほか);第3部 「イロニーとしての神話」―クレチアン・ド・トロワの物語の神話学的分析(「諺」の神話学―クレチアン・ド・トロワの物語に現れる諺研究の現況;アーサー王物語における固有名の神話学―ペルスヴァルの名をめぐって;神話学的読解の鍵としての「暦」と「固有名」―『クリジェス』に現れる「越えられない壁」の挿話をめぐって ほか)
ISBN(13)、ISBN    4-8057-5148-7
書誌番号 1102078725
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1102078725

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