正義の国アメリカの司法制度が生んだ最悪の冤罪事件 --
トマ・ルメール /著, 小野ゆり子 /訳   -- 早川書房 -- 2003.1 -- 20cm -- 237p

資料詳細

タイトル ばかげた裁判に殺されかけた男
副書名 正義の国アメリカの司法制度が生んだ最悪の冤罪事件
著者名等 トマ・ルメール /著, 小野ゆり子 /訳  
出版 早川書房 2003.1
大きさ等 20cm 237p
分類 327.953
件名 刑事裁判-アメリカ合衆国
注記 La justice jusqu’a` l’absurde./の翻訳
著者紹介 【ルメール】パリの弁護士会所属の弁護士。フランスのカーン記念館主催の弁論コンクールにて、マイケル・パルデュー事件を取り上げ1位を獲得。その後マイケルの釈放に尽力しながら、本書を著わした。
内容紹介 無実のマイケルは警察の暴力と不当な裁判で殺人犯にされた。孤立無縁の中、彼は妻ベッキーと真実を武器に闘い始める。フランスの若手弁護士が膨大な裁判資料をもとに、アメリカの不条理な司法制度を告発する衝撃作。
要旨 マイケル・パルデューは、父親が母親を撃ち殺したあと、家も職もなくひとりで生きていた。1973年5月21日、17歳のマイケルは車を窃盗。翌日、警察から電話で呼び出され出頭すると、なぜか殺人容疑をかけられる。警察の暴力的な取調べに屈し、3件もの殺人を“自白”させられたマイケルは、嘘で固められた杜撰な裁判で終身刑に処せられる。それから10年、刑務所で無気力に過ごすマイケルの前にベッキーという女性が現われ、彼の人生は動き始める。互いに強くひかれあい、ベッキーは週末ごとに面会に通い、5年後に結婚。弁護士を雇う金のないふたりは、裁判を闘うため独学で法律を勉強し、マイケルが41歳のときついに3件すべての無罪を勝ち取った。しかし裁判所は、冤罪をこうむらなければ生じなかった3度の脱獄とその際に犯した窃盗にスリー・ストライク法を適用して、仮釈放なしの終身刑を言い渡す。ふたりの闘いはいつまで続くのか?フランスの若手弁護士が膨大な裁判資料をもとに、民主主義国家アメリカの不条理な司法制度を告発し、マイケルとベッキーの苦悩と信念と深い絆を克明に描いた衝撃作。
ISBN(13)、ISBN    4-15-208472-3
書誌番号 1103003959
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1103003959

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