〈非対称性〉をよむ -- 世界歴史選書 --
黒田明伸 /著   -- 岩波書店 -- 2003.1 -- 20cm -- 221,24p

資料詳細

タイトル 貨幣システムの世界史
副書名 〈非対称性〉をよむ
シリーズ名 世界歴史選書
著者名等 黒田明伸 /著  
出版 岩波書店 2003.1
大きさ等 20cm 221,24p
分類 337.2
件名 貨幣-歴史
注記 文献あり
著者紹介 1958年生まれ。アジア経済史。現在、東京大学東洋文化研究所教授。主要著書・論文「中華帝国の構造と世界経済」「貨幣が語る諸システムの興亡」「伝統市場の重層性と制度的枠組-中国・インド・西欧の比較」など多数。
内容紹介 日々の営みに欠かすことの出来ない貨幣。しかし、その歴史は謎に満ちている。貨幣と市場の複雑で多層的な世界を“非日常性”という概念を手がかりに読み解く。グローバルな視野のもとに展開される新しい貨幣論。
要旨 本国をはるか離れた中東地域で、二〇世紀初頭まで流通したオーストリアのマリア・テレジア銀貨。製造コストが額面よりも高い銅銭を発行し、しばしば「良貨が悪貨を駆逐する」事態をつくりあげた中華帝国。インドで流通した桁はずれの零細通貨、モルディヴ産貝貨…。日々の営みに欠かすことのできない貨幣。しかし、その歴史はいまだ謎に満ちており、「貨幣とは何か」という問いは、わたしたちを惹きつけてやまない。貨幣と市場の複雑で多層的な世界を「非対称性」という概念を手がかりによみとき、世界史のなかの貨幣現象を根本的にとらえなおす。古代から現代まで、グローバルな視野のもとに提示される、新しい歴史=貨幣論。
目次 序章 貨幣の非対称性;第1章 越境する回路―紅海のマリア・テレジア銀貨;第2章 貨幣システムの世界史;第3章 競存する貨幣たち―一八世紀末ベンガル、そして中国;第4章 中国貨幣の世界―画一性と多様性の均衡構造;第5章 海を越えた銅銭―環シナ海銭貨共同体とその解体;第6章 社会制度、市場、そして貨幣―地域流動性の比較史;第7章 本位制の勝利―埋没する地域流動性;終章 市場の非対称性
ISBN(13)、ISBN    4-00-026841-4
書誌番号 1103006343
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1103006343

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