戦国の史書が語る「史実」、「正統」、国家領域観 --
平〔セ〕隆郎 /著   -- 中央公論新社 -- 2003.2 -- 20cm -- 365p

資料詳細

タイトル 『春秋』と『左伝』
副書名 戦国の史書が語る「史実」、「正統」、国家領域観
著者名等 平〔セ〕隆郎 /著  
出版 中央公論新社 2003.2
大きさ等 20cm 365p
分類 222.03
件名 中国-歴史-春秋戦国時代
注記 文献あり 著作目録あり
著者紹介 1954年茨城県生まれ。81年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。鳥取大学助手・専任講師・助教授、九州大学助教授、東京大学助教授を経て、現在、同大学教授。
内容紹介 孔子を敬う国と孔子を嗤う国…。「春秋」や「左伝」は、斉や韓など戦国各国がメンツと意地をかけて編纂したものだった。まったく新しい理論から浮かび上がる古代中国の宣伝戦を追う。
要旨 これまで、『春秋』は孔子みずからの手になるものか、孔子の死後ほどなくして弟子たちが編纂したものと考えられ、『公羊伝』や『左伝』などは、その『春秋』を後に解説したものとされてきた。しかし、古代史書の年代矛盾を系統的に解消した著者の作業から、まったく別の事実が浮かび上がってきた。『春秋』『左伝』などは、斉や韓など、それぞれ異なる国で短かい間に次々と作り出されたのであり、戦国各国が競ってこうした史書を生み出した背景には、正統主張というメンツと意地の張り合いがあった。他国の王を誹謗し、みずからが天下を握るにふさわしいと主張する―『春秋』『公羊伝』と『左伝』を読みくらべながら、それぞれの史書にこめられた真実の対峙を詳細に読み解く。
目次 第1章 『春秋』と『公羊伝』の「形」(史書出現の背景;『春秋』と『公羊伝』の編纂;田氏の正統と褒貶の「形」;殷の故地の継承);第2章 『左伝』の出現(『左伝』の末尾と「某の某年」;『左伝』冒頭から韓氏の祖へ、そして鄭の子産へ;子産、天下を語り韓宣子と殷の故地におよぶ;「君子」・「夫子」・「吾子」と韓宣子 ほか)
ISBN(13)、ISBN    4-12-003362-7
書誌番号 1103007669
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1103007669

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 222.0/1026 一般書 利用可 - 2028762294 iLisvirtual
公開 Map 222 一般書 利用可 - 2028705860 iLisvirtual