川端康成から吉本ばななまで --
近藤裕子 /著   -- 彩流社 -- 2003.2 -- 20cm -- 281p

資料詳細

タイトル 臨床文学論
副書名 川端康成から吉本ばななまで
著者名等 近藤裕子 /著  
出版 彩流社 2003.2
大きさ等 20cm 281p
分類 910.26
件名 小説(日本)
注記 文献あり
著者紹介 1953年生まれ。現在、札幌大学法学部助教授。主要業績「現代文学における自己溶解の諸相-臨床と批評の共有する地平」「〈改訂版〉現代文章講座-言葉の森を駆け抜ける」「坂口安吾と鬱病」など。
内容紹介 〈わたし〉という幻想は何によって支えられ、どのような系に開かれ 閉ざされているのか。川端康成、村上春樹、吉本ばなな、山本昌代、尾崎翠の作品を、臨床心理学や精神病理学などを援用し解読する新しい批評集。
要旨 本書は、自己危機・自己溶解というものが、どのような出来事として生起するのか、言い換えれば“わたし”という幻想が何によって支えられ、どのような糸に開かれ/閉ざされているのかを、現代文学というテクストに拠りながら解き明かそうと試みたものである。
目次 視覚の揺らぎ―川端康成の“目”;淋しい身体、浮遊する台所―吉本ばなな「キッチン」論;ふと気づく“わたし”―吉本ばななの時間・身体・言葉;チーズ・ケーキのような“緑”の病い―村上春樹「ノルウェイの森」論;闇の中の白い鳥―山本昌代の家族小説;受苦と幻声―山本昌代の兆候感覚;匂いとしての“わたし”―尾崎翠の述語的世界;教室の中の“わたし”―臨床文学教育の試み
ISBN(13)、ISBN    4-88202-793-3
書誌番号 1103008222

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 910.2/5346 一般書 利用可 - 2028763169 iLisvirtual