小林秀雄の思考の構造 -- 新装版 --
柳父章 /著   -- 法政大学出版局 -- 2003.3 -- 20cm -- 258p

資料詳細

タイトル 文体の論理
副書名 小林秀雄の思考の構造
版情報 新装版
著者名等 柳父章 /著  
出版 法政大学出版局 2003.3
大きさ等 20cm 258p
分類 910.268
件名 文体
個人件名 小林秀雄
著者紹介 1928年東京生まれ。東京大学教養学科卒。翻訳論・比較文化論専攻。著書:「翻訳語の論理」「文体の論理」「翻訳とはなにか」「翻訳文化を考える」「翻訳語成立事情」「比較日本語論」「翻訳の思想」「文化〈一語の辞典〉」「翻訳語を読む」ほか多数。
内容紹介 「どんなに正直な論理的表現も、厳密に言へば畢竟文体の問題に過ぎない」という小林自身の文章の構造を詳細に分析し、そこに思考運動の2元的対立による「説得」の論理構造を読みとるユニークな文体論。
要旨 「どんなに正確な論理的表現も、厳密に言へば畢竟文体の問題に過ぎない」(『Xへの手紙』)という小林秀雄自身の文章の構造を、思考運動の二元的対立を表わすベクトル記号を用いて詳細に分析し、そこに日本的思想に特有の思考のモデルを発見する異色の文体論。小林の批評文に特徴的な「思考の飛躍」と「印象批評」に詩と批評の対立構造を読みとり、言葉の背後に隠された「論理」を浮彫にする。
目次 第1章 「詩」と「批評」(「詩」と「批評」とは等価である;「批評」についての小林秀雄の動揺;記号による分析方法について;小林秀雄の逆説);第2章 「現実」と「観念」(「現実」と「観念」とはたがいに相対的である;「突然」ということばの思想的意味;何が「見えて来る」のか;小林秀雄の〈観念〉);第3章 小林秀雄の思考の構造の分析(分析の方法;思考運動のモデル1;モデル1の解釈;『志賀直哉』論における困難;思考運動のモデル2;モデル2における〈観念〉発見の運動;典型的でない文章の分析);第4章 『当麻』の構造の分析(前半における二つのモデル1;後半における二つのモデル2;分析結果を考える);第5章 小林秀雄の思考の構造の意味
ISBN(13)、ISBN    4-588-43608-2
書誌番号 1103020595
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1103020595

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中央 書庫 910.2/5095 一般書 利用可 - 2028961165 iLisvirtual