中村睦男 /編, 高橋和之 /編, 辻村みよ子 /編   -- 有斐閣 -- 2003.2 -- 22cm -- 370p

資料詳細

タイトル 欧州統合とフランス憲法の変容
著者名等 中村睦男 /編, 高橋和之 /編, 辻村みよ子 /編  
出版 有斐閣 2003.2
大きさ等 22cm 370p
分類 323.35
件名 憲法-フランス , ヨーロッパ連合
注記 並列タイトル:L’e´volution de la Constitution francaise sous l’inte´gration europe´enne
注記 年表あり
著者紹介 【中村】北海道大学学長。
内容 内容: 主権と統合構造 国家主権とフェデラシオン   高橋和之著
内容紹介 欧州統合の進展は、国家主権の制限・移譲や人権の国際的保障といった形で、近代憲法原理の変容を迫っている。本書では、こうした憲法変動のジレンマを抱えるフランス憲法の原理変容の解明を目指す。
要旨 フランスには、国家主権を保持して近代国民国家の憲法伝統を維持したいと願う反面、欧州統合の主要な担い手として主権の移譲等による憲法変動を容認せざるをえないというジレンマがある。最近のフランス憲法改正や憲法論議の動向には、主権論と人権宣言の母国フランスのジレンマが、如実に現れているといってよい。そして、このような憲法状況の検証は、ヨーロッパ諸国のみならず、近代立憲主義の嫡流にある日本の憲法研究にとっても、最良の研究対象となっている。そこで、日本の主なフランス憲法研究者が一堂に会して共同研究会を組織し、欧州統合下のフランスにおける憲法変動を多面的に検討した。
目次 第1章 主権と統合構造(国家主権とフェデラシオン―EU統合プロセスの憲法学的把握をめぐって;欧州統合と憲法改正;欧州統合下の意思形成と「国民主権」―欧州議会・欧州議会選挙を素材として ほか);第2章 条約と憲法(欧州統合に関わる諸条約と憲法院;EC法の優位と憲法の対応―フランスとドイツ;フランス法秩序と条約―欧州の法と国内法との「調整」をめぐって ほか);第3章 人権論の新展開(最近のフランスにおける人権論の変容―公の自由から基本権へ;一九九〇年代フランスの出入国管理法制―「憲法化」および「共同体化」の問題をめぐって;男女平等を推進する平等概念 ほか)
ISBN(13)、ISBN    4-641-12920-7
書誌番号 1103024151
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1103024151

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