16世紀の一粉挽屋の世界像 -- 〔2003年〕新装版 --
カルロ・ギンズブルグ /〔著〕, 杉山光信 /訳   -- みすず書房 -- 2003.4 -- 20cm -- 314p

資料詳細

タイトル チーズとうじ虫
副書名 16世紀の一粉挽屋の世界像
版情報 〔2003年〕新装版
著者名等 カルロ・ギンズブルグ /〔著〕, 杉山光信 /訳  
出版 みすず書房 2003.4
大きさ等 20cm 314p
分類 198.2237
件名 異端 , 宗教裁判 , カトリック教徒
注記 Le fromage et les vers./の翻訳
著者紹介 【ギンズブルグ】1939年イタリア生まれ。ピサ高等師範学校専修課程修了。長らくボローニャ大学で近世史講座の教授職にあったのち、現在はカリフォルニア大学ロスアンジェルス校で教えている。
内容紹介 ギンズブルグは、古文書館の完全な闇のなかから、一介の粉挽屋の生きたミクロコスモスを復元。それは農民のラディカリズムの伝統のなかに息づく古くかつ新しい世界・生き方を伝えている。
要旨 16世紀イタリアのフリウリ地方に住む粉挽屋。その男の名はドメニコ・スカンデッラといったが、人びとからはメノッキオと呼ばれていた。白のチョッキ、白のマント、白麻の帽子をいつも身につけ、裁判に現われるのも、この白ずくめの服装だった。彼は教皇庁に告訴されていた、その肝をつぶすような異端のコスモロジー故に。彼は説く、「私が考え信じているのは、すべてはカオスである、すなわち、土、空気、水、火、などこれらの全体はカオスである。この全体は次第に塊りになっていった。ちょうど牛乳のなかからチーズの塊ができ、そこからうじ虫があらわれてくるように、このうじ虫のように出現してくるものが天使たちなのだ…」。二度の裁判を経て、ついに焚刑にされたメノッキオ。著者は、古文書館の完全な闇のなかから、一介の粉挽屋の生きたミクロコスモスを復元することに成功した。それは農民のラディカリズムの伝統のなかに息づく古くかつ新しい世界・生き方をみごとに伝えている。
目次 メノッキオ;村;最初の審問;「悪魔に憑かれている」?;コンコルディアからポルトグルアロへ;「高貴な身分の方々にあえて申し上げます」;古いものを残した社会;「かれらは貧しいものからむさぼり取る」;「ルター派」と再洗礼派;粉挽屋、絵師、道化〔ほか〕
ISBN(13)、ISBN    4-622-07040-5
書誌番号 1103029443
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1103029443

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