美意識と軍国主義 --
大貫恵美子 /著   -- 岩波書店 -- 2003.4 -- 20cm -- 602,5p

資料詳細

タイトル ねじ曲げられた桜
副書名 美意識と軍国主義
著者名等 大貫恵美子 /著  
出版 岩波書店 2003.4
大きさ等 20cm 602,5p
分類 210.75
件名 太平洋戦争 , 軍国主義 , さくら(桜)
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 神戸生まれ。津田塾大学卒。現在ウィスコンシン大学ウィリアムF.ヴァイラス研究専任教授。アメリカ学士院正会員。日本語の著書に「日本人の病気観-象徴人類学的考察」「コメの人類学」「日本文化と猿」など。
内容紹介 第2次大戦時、日本の為政者は、桜の美しさをナショナリズム高揚と戦争遂行のために巧みに利用した。そのとき国家と国民の間に起きた「相互誤認」を、古代からの桜の意味と学徒特攻隊員の日記を分析して証明する。
要旨 日本の国花である桜は、一九世紀末より、「祖国、天皇のために潔く散れ」と兵士を死に追いやる花となり、太平洋戦争敗戦の直前には特攻隊のシンボルとなった。著者は、明治の大日本帝国憲法をはじめ、軍国主義の発展を分析する一方、特攻隊員の遺した膨大な記録を読み解き、桜の美的価値と象徴によるコミュニケーションに常に伴う「解釈のずれ」を中心に、どのように「桜の幹」がねじ曲げられてきたのかを検証する。平和への願いを込めた、人類学の見事な成果。
目次 桜の花と生と再生の美学;もののあわれの美的価値―咲く桜から散る桜へ;仮想の世界の美と桜―自己と社会の規範を超えて;文化的ナショナリズムと桜の花の美的価値;天皇の二つの身体―主権、神政、軍国主義化;桜の花の軍国主義化―桜の花が戦没兵士の生まれ変わりになる過程;国土の象徴としての桜の花―民衆の軍国主義化;「運命を選ぶ自由」―特攻隊の成り立ち;特攻隊員の手記;国家ナショナリズムとその「自然化」の過程;グローバルな知的潮流を源泉とする愛国心;幹を曲げられた桜
ISBN(13)、ISBN    4-00-001796-9
書誌番号 1103032146

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磯子 公開 Map 210.7 一般書 利用可 - 2029350658 iLisvirtual
金沢 公開 Map 210.7 一般書 利用可 - 2029400965 iLisvirtual