河波昌 /著   -- 春風社 -- 2003.4 -- 22cm -- 409p

資料詳細

タイトル 形相と空
著者名等 河波昌 /著  
出版 春風社 2003.4
大きさ等 22cm 409p
分類 181.04
件名 仏教哲学
著者紹介 1930年京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。東洋大学名誉教授。米国学士院終身特別名誉会員。著書に「浄土仏教思想論」「東西宗教哲学論攷」、また編著に「場所論の種々相西田哲学を中心として」がある。
内容紹介 形相主義としてのギリシア思想と空思想にもとづく大乗仏教は、その起源より相互に影響を与え合ってきた。東西思想の出会いを詳細に論じ、西欧形相主義を超克する道筋を示す書。
要旨 実践と思索の精緻なパノラマ。インド仏教と西洋近世哲学の両域の研究に大きな足跡を残しながら精進を続けてきた著者の豊かな結実であり、同時に華麗な開花でもある。「形相と空」という端的な標題に問題の核心が鮮明に、そして大きくあらわれている。人類霊性史・世界思想史における最も重要なドラマのひとつ、ギリシャ文化の「形相」とインド仏教の「空」との出会いと交流、相互媒介の構造とプロセスが、「アポロン仏」の成立のみならず、仏の形像に想念を集中する初期大乗仏教の般舟三昧から現代の西田、田辺の哲学にいたるまで、実践と思索の両輪において精緻に具体的に描き出されるパノラマに接し、あらためて「形相と空」が現代世界における私たち自身の問題として活性化するのを覚えるであろう。
目次 第1部 論考(形相と空―ギリシア文化とインド仏教との出会いにおける一論考;東西における万有在神論について;見仏と見神―空あるいは無の思想との関連において ほか);第2部 講演・シンポジウム(形相と空をめぐって;形相主義と空の成立;東西宗教思想の課題 ほか);第3部 小論集(哲学の現代的課題―ポストモダニズムと東洋的思惟;海と包越者―開かれた体系と閉ざされた体系の問題をめぐって;包むものと包まれるもの―務台・場所論を遡源する ほか)
ISBN(13)、ISBN    4-921146-70-5
書誌番号 1103033406
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1103033406

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