坂本満津夫 /著   -- おうふう -- 2003.6 -- 20cm -- 249p

資料詳細

タイトル 小説家・津村節子
著者名等 坂本満津夫 /著  
出版 おうふう 2003.6
大きさ等 20cm 249p
分類 910.268
個人件名 津村節子
注記 文献あり 著作目録あり
著者紹介 昭和6年栃木県生まれ。日本文藝家協会会員。同人誌「日本海作家」の同人。
内容紹介 当代一流の女流文学者・津村節子の代表的な小説を取り上げて、津村文学の世界の本質に光を注いだ感性的で実感的な小説論。津村節子の小説を系統立てて鑑賞する上で、適切なヒントを与えてくれる1冊。
要旨 津村の描く作中人物で特徴的なのは、自立していることである。周囲に流されない。ゴロ合わせみたいで嫌味だが「自律的精神をもって自立している」のである。それは苦境にあって客と心中する奴女郎(「海鳴」)も、南海の孤島で処刑される初菊(「黒い潮」)も同じである。決して情況に流されない。とにかく、ここに取りあげた作品群から、津村文学の真執さを汲みとって欲しい。逆境の中でも真執に生きる。それが津村節子の描く人物像だからである。ユニークな実感的小説論。
目次 1 芥川賞への長い道―「浮巣」「さい果て」「玩具」;2 街の灯が燦めいた夜―「重い歳月」からの脱出;3 闇の向うに何を見た―苛酷な女性三部作;4 美神と毒薬が炸裂―芸術家小説三部作;5 文学修業の青春群像―自伝小説三部作;6 「流星雨」―敗者を追い打つ明治維新;7 短編で描く様々な人生―ドキリとする深層心理の断面
ISBN(13)、ISBN    4-273-03280-5
書誌番号 1103048859
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1103048859

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中央 書庫 910.2/6409 一般書 利用可 - 2029729622 iLisvirtual