和泉選書 --
野口裕子 /著   -- 和泉書院 -- 2003.7 -- 20cm -- 211p

資料詳細

タイトル 円地文子の軌跡
シリーズ名 和泉選書
著者名等 野口裕子 /著  
出版 和泉書院 2003.7
大きさ等 20cm 211p
分類 910.268
個人件名 円地文子
注記 文献あり
著者紹介 1952年生まれ。同志社大学大学院修士課程修了。関西学院大学大学院博士後期課程修了。大阪府立高等学校教諭を経て、現在、新居浜工業高等専門学校教授。
内容紹介 円地作品に流れる豊かな古典の世界が、どのように受容・継承されたかを論じ、その創作の源へと迫る。古典文学の研究を経て、近現代文学の研究にたどり着いた著者による、円地作品を深く理解するための水先案内。
要旨 本書は、代表作『女坂』や三部作『朱を奪うもの』『傷ある翼』『虹と修羅』から作家の姿勢を問い、『妖』『二世の縁 拾遺』『女面』『小町変相』『やさしき夜の物語』『なまみこ物語』に、円地の古典受容に見られる傾向を説き明かした。古典文学の研究を経て、近現代文学の研究にたどり着いた著者により、最新の研究成果を踏まえ示された創作の軌跡は、円地文子の作品を読み、深く理解するための水先案内となろう。
目次 序章 円地文子の世界を探る;第1章 作家の姿勢―“女を生きる”(再出発を期した三部作―『朱を奪うもの』『傷ある翼』『虹と修羅』論;白川倫の生き方―『女坂』論);第2章 古典受容の系譜―古典本文挿入から架空の古典創作へ(『伊勢物語』九十九髪の女の力―『妖』の構造と手法;秋成「二世の縁」現代語訳という創作―『二世の縁 拾遺』論;“野々宮記”の功罪―『女面』論;新しい小野小町の創出―『小町変相』論 ほか);結章 展望―今後の研究に向けて
ISBN(13)、ISBN    4-7576-0218-9
書誌番号 1103051431

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 910.2/5888 一般書 利用可 - 2029800939 iLisvirtual