埋もれていた19世紀の「狂気」の逸話 --
ロール・ミュラ /著, 吉田春美 /訳   -- 原書房 -- 2003.9 -- 20cm -- 421p

資料詳細

タイトル ブランシュ先生の精神病院
副書名 埋もれていた19世紀の「狂気」の逸話
著者名等 ロール・ミュラ /著, 吉田春美 /訳  
出版 原書房 2003.9
大きさ等 20cm 421p
分類 493.7
件名 精神病院-フランス-歴史
注記 La maison du docteur Blanche./の翻訳
著者紹介 【ミュラ】1967年生まれ。作家、ジャーナリスト。「Grandes demeures de France」「Palais de la nation」「Paris des e´crivains」などの著書がある。
内容紹介 厖大な資料をもとにブランシュ病院の歴史を辿り、2世代にわたり施設を作りあげた医師親子と、著名な患者たちの秘められた記録を綴る。精神医学史の盲点とも言うべき、精神分析学成立前の時代に光を当てた意欲作。
要旨 1821年、エスプリ・ブランシュ博士は全く新しいタイプの精神病院を設立した。それは病院とペンションが一つになったような施設で、患者たちは医師の家族と共に生活し、広い庭を散歩したりした。この類いまれなる病院は、パリの社交界で評判を呼び、精神を病んだ多くの著名人、とりわけネルヴァル、グノー、マリー・ダ・グーなど、芸術家の隠れ家となった。ゴッホの弟テオも、大作家モーパッサンと共に、エミール・ブランシュの最後の患者として名を列ねている。ブランシュ父子は会話を重視した「精神療法」を用いて、憂鬱と遺伝子欠陥という宿命を負った時代の狂気に応えようと努めた。失われたとされていた患者記録簿や関係者たちの手紙など、厖大な資料をもとにこの病院の歴史を辿り、その日常を細やかな筆致で再現した意欲作。
目次 第1部 エスプリ・ブランシュ、ロマン主義の世代と「道徳的治療」(家族の精神;「まるで魔法のようだった」;「頭を照らすランプ」 ほか);第2部 エミール・ブランシュ、第二帝政の枕元で(慰められぬ者;なによりも音楽;精神病院の世界 ほか);第3部 エミール・ブランシュ、芸術と法律(オートゥイユとパッシーの賢者;殺人者の親指;印象派の夏 ほか)
ISBN(13)、ISBN    4-562-03676-1
書誌番号 1103060622
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1103060622

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 493.7/2908 一般書 利用可 - 2029887350 iLisvirtual
保土ケ谷 書庫 493.7 一般書 利用可 - 2029913164 iLisvirtual