PHP新書 --
中澤千磨夫 /著   -- PHP研究所 -- 2003.10 -- 18cm -- 228p

資料詳細

タイトル 小津安二郎・生きる哀しみ
シリーズ名 PHP新書
著者名等 中澤千磨夫 /著  
出版 PHP研究所 2003.10
大きさ等 18cm 228p
分類 778.21
個人件名 小津安二郎
著者紹介 1952年札幌市生まれ。北海道大学水産学部卒。同大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。北海道大学文学部助手を経て、現在、北海道武蔵女子短期大学教授。おもな著書に「荷風と踊る」「大江健三郎とは誰か」などがある。
内容紹介 なぜ小津安二郎の映画は懐かしさを感じさせるのか。その輝きはどこから来るのか。彼の作品に描かれた戦前から戦後の日本人の生活や精神構造の変遷を辿り、その喜びと悲しみの人間模様を浮き彫りにする。
要旨 小津安二郎の映画はなぜ懐かしいのか。なぜ世界の映画人にこれほど賞賛されつづけているのか。ビデオが普及した今日、作品の細部にまで目を凝らすことが可能になり、小津の真価が新たに輝きだした。小津は映画のショットそのものを一枚の絵と捉え、精魂を込めた「作家」だったのだ。本書は、小津が描いた人間模様に焦点を当て、戦前から戦後高度経済成長期に至る日本人の生活や精神構造の変遷をたどる。そこから浮かび上がる、人間であること、家族であることの喜びと哀しみが、深く心に滲みることになるだろう。
目次 はじめに ビデオで読む小津安二郎;第1章 『淑女と髯』―マルクスの“御真影”;第2章 『一人息子』―血という闇;第3章 『長屋紳士録』―“異人”たちの焼け跡;第4章 『風の中の牝鶏』―プシュケーの祈り;第5章 『東京暮色』―女たちに降る雪は;終章 『東京物語』から『秋刀魚の味』へ―日本人のいま
ISBN(13)、ISBN    4-569-63085-5
書誌番号 1103066179

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 778.2/オ 一般書 利用可 - 2030017156 iLisvirtual
山内 公開 Map 778/オ 一般書 利用可 - 2030009455 iLisvirtual