ブルターニュとフランス近代 -- 世界歴史選書 --
原聖 /著   -- 岩波書店 -- 2003.9 -- 20cm -- 233,19p

資料詳細

タイトル 〈民族起源〉の精神史
副書名 ブルターニュとフランス近代
シリーズ名 世界歴史選書
著者名等 原聖 /著  
出版 岩波書店 2003.9
大きさ等 20cm 233,19p
分類 235
件名 ブルターニュ-歴史 , ケルト人
注記 文献あり 年表あり
著者紹介 1953年生まれ。女子美術大学芸術学部教授。近代言語社会史。主要著書・論文「周縁的文化の変貌」「国民形成と地域文化」「ブルターニュにおけるケルト的なるものの生成」。
内容紹介 ブルターニュ地方の独自の文化は、古代ケルト民族に由来する。このような起源認識はいかに形成されたのか。欧州各地の民族起源論、近代フランスのガリア意識などを視野に、民族意識と地域文化の意味を捉え直す。
要旨 フランス北西部、大西洋と英仏海峡に臨むブルターニュは、巨石文化やアーサー王伝説が残る風光の地として、フランスの中でも独自の光彩を放っている。この地方の人びとが誇る地域言語ブレイス語や、郷土色豊かな民俗文化は、いにしえの「ケルト民族」に由来するとされる。ブルターニュは、スコットランド、アイルランド、ウェールズなどと並んで、ケルト文化の息づく地だというのである。このような起源認識は、いかにして形成されたのだろうか。ヨーロッパ各地の民族起源論・言語系統論、フランスの民族起源としての「ガリア」意識、民謡収集の流行と民俗学の誕生、などの多様な視点を織りまぜながら、民族意識と地域文化成立の意味をとらえなおす。
目次 第1部 ブルターニュの誕生と民族起源説の生成(移住の記憶と諸伝説の生成;ブリタニアからブルターニュへ);第2部 創出される「ケルト人」(正統化される起源伝説;ガリア・ケルト論の登場;ケルトマニアの誕生);第3部 民俗から民族へ(民族主義の源泉としての民俗研究;民俗学とケルト学の成立;地域主義とケルト・ブーム)
ISBN(13)、ISBN    4-00-026847-3
書誌番号 1103071531

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