飯島耕一 /〔著〕   -- みすず書房 -- 2003.10 -- 20cm -- 296p

資料詳細

タイトル 白秋と茂吉
著者名等 飯島耕一 /〔著〕  
出版 みすず書房 2003.10
大きさ等 20cm 296p
分類 911.52
個人件名 北原白秋
注記 北原白秋ノート(小沢書店1978年刊)の改題増補改訂
著者紹介 1930年岡山県生まれ。52年東京大学文学部卒。國學院大学教授を経て、2000年3月まで明治大学教授。55年シュルレアリスム研究会をつくる。高見順賞、現代詩人賞、ドゥ・マゴ文学賞を受賞。
内容紹介 東北金瓶の暗いユーモアと南国柳河はトンカ・ジョンの蒼穹。近現代の短歌史に聳立する白秋と茂吉の作品と生涯を対比しつつ、二人の異なる特性を詳細に鑑賞・吟味した作家論。
要旨 茂吉に比べて、白秋の存在は名のみ先行して余り読まれていないようである。しかし白秋の詩作品のすばらしさは、萩原朔太郎が彼を師と仰いだ一事をもってしても十分に推察されよう。また「アララギ」の写生に対して、白秋は「多磨」創刊によって短歌運動を推進し、もう少し自由な文学空間を志向した。本書は、白秋と茂吉の作品と生涯を対比しつつ、二人の異なる特性を詳細に鑑賞・吟味したユニークな成果である。九州柳河と東北金瓶という出自からくる感性の違い、写生と象徴主義、暗鬱と蒼穹など、両者の相違点を作品に即しながら明らかにしてゆく。朔太郎や犀星、折口信夫、中野重治、西脇順三郎など、多くの詩歌人たちとの関係を踏まえつつ、著者は改めて、白秋と茂吉の意味を近=現代文学史のなかに位置づける。
目次 『雀の生活』;『白金ノ独楽』;『雀の卵』;ふたたび『雀の卵』;『小笠原小品』と『フレップ・トリップ』;茂吉の白秋論;茂吉の「夏日偶語」など;茂吉の「ドナウ源流行」など;白秋の弟子の一人をめぐって;迢空の白秋論;『渓流唱』と『黒桧』;『牡丹の木』;『邪宗門』ノートの興奮;『桐の花』から今日の歌まで―現代短歌論;茂吉の川;茂吉の死;
ISBN(13)、ISBN    4-622-07065-0
書誌番号 1103073798
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1103073798

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