編集者の勇気内山基 --
遠藤寛子 /著   -- 本の泉社 -- 2004.1 -- 21cm -- 182p

資料詳細

タイトル 『少女の友』とその時代
副書名 編集者の勇気内山基
著者名等 遠藤寛子 /著  
出版 本の泉社 2004.1
大きさ等 21cm 182p
分類 051
注記 年譜あり
著者紹介 1931年三重県生まれ。三重大学を経て法政大学史学科卒。教職についた後、創作、評論活動に専念。創作に「深い雪のなかで」「算法少女」、評論に「少女小説名作集・解説」などがある。日本児童文学会、日本英学史学会会員。
内容紹介 画家・中原淳一を見出し、育成した「少女の友」編集者内山基は、軍事色を強める風潮の中、豊かでリベラルな誌面を作りつづけた。ありし日の「少女の友」と困難な時代に、このすぐれた誌を作った編集者を追う。
要旨 戦時色が深まるにつれ、『少女の友』は軍や政府から軟弱として忌避され、特に中原氏の絵が問題となり、昭和一五年同氏の絵は「自発的に」『少女の友』から消えた。内山主筆はそれを読者と編集者の間の通信欄、「友ちゃんクラブ」で静かに告げた(昭和一五年七月号)表面は中原氏の意志といいながら、政府の圧力であることを言外に伝え「―父を兄を、夫を子を、失ふことさへも、国の為に忍ばなければならない時です。今は僕たちの一つの喜びを国家に捧げませう―」と述べた。今日では別に特異な文ではないであろう。しかし、当時、名誉の戦死と讃えられた「死」を、愛するものを「失ふ」といい、又「光栄」というところを「忍ぶ」と表現した内山主筆の姿勢は、ある勇気を必要とした。
目次 友ちゃんくらぶと友ちゃん会;中原淳一氏のこと;「乙女の港」のこと;「花日記」「美しい旅」など;松本かつぢ氏―抒情画家としての;松本かつぢ氏―抒情漫画家としての;フラワーゲームのことなど;「チビ君物語」;由利聖子氏のこと;吉屋信子氏のこと〔ほか〕
ISBN(13)、ISBN    4-88023-821-X
書誌番号 1104002200

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