ジェイムス・クリュス /著, 森川弘子 /訳・解説   -- 未知谷 -- 2004.3 -- 20cm -- 294p

資料詳細

タイトル 笑いを売った少年
著者名等 ジェイムス・クリュス /著, 森川弘子 /訳・解説  
出版 未知谷 2004.3
大きさ等 20cm 294p
分類 943
注記 Timm Thaler oder das verkaufte Lachen./の翻訳
著者紹介 【クリュス】1926~97年。56年に処女作「ロブスター岩礁の燈台」を発表。60年ドイツ児童文学賞、62年国際アンデルセン優良賞、64年ドイツ児童文学絵本賞、68年国際アンデルセン大賞が与えられた。
内容紹介 誰の心も明るくするとびきりの笑顔を持っていた少年は、どんな賭けにも勝てる力と引き替えに、その素晴らしい笑いを謎の紳士に売ってしまう。やがて、笑いこそ人生に不可欠なものだと知り、笑いを取り戻す旅に出る。
要旨 少年は最後にシャックリのついてくる、だれの心をも明るくしてしまうとびきりの笑いを持っていました。彼は三歳のとき、陽気で優しいお母さんと死に別れ、貧しい人々が暮らす裏通りのアパートに引っ越します。大好きな父さんは仕事で留守がちです。大人は皆そうですが、とりわけ訳の分からない継母や、わがままで意地悪な義兄さんとつらい日々を送っていました。日曜だけ、優しい父さんと競馬場に出かける日曜日だけは、まだ明るい笑い声を響かせていました。十二歳のとき、その父さんまで事故で失ない、天性の明るい笑いを忘れてしまいそうになりました。父さんの葬儀の日に出会った謎の紳士と取り引きし、どんな賭けにも勝てる力、つまり莫大な富と引き替えに、その素晴らしい笑いを売ってしまいます。やがて、富は幸せをもたらさないこと、笑いこそ、人生に不可欠のものだと思い知った彼は、十四歳で家を跳び出し、ハンブルクの港から、笑いを取りもどす旅に出ます…まだ笑うことのできる全ての人々のために。夢見ることが忘れられない永遠の少年達のファンタジー。
ISBN(13)、ISBN    4-89642-097-7
書誌番号 1104019260
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1104019260

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