資料詳細

  • 1 件中、 1 件目

【図書】 拒食と過食の社会学

交差する現代社会の規範 -- 現代社会学選書 --
加藤まどか ／著   -- 岩波書店 -- ２００４．３ -- １９ｃｍ -- ２１１ｐ

資料詳細

タイトル 拒食と過食の社会学
副書名 交差する現代社会の規範
シリーズ名 現代社会学選書
著者名等 加藤まどか ／著  
出版 岩波書店 ２００４．３
大きさ等 １９ｃｍ ２１１ｐ
分類 493.74
件名 摂食障害
注記 文献あり
著者紹介 １９６５年生まれ。東京大学文学部卒。同大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。現在、福井県立大学学術教養センター講師。社会学専攻。共著に「岩波講座・現代社会学１１ジェンダーの社会学」「分析・現代社会」がある。
内容紹介 摂食障害に苦しむ当事者の経験を通して、それが現代社会の、主体性、性、身体性をめぐる矛盾した規範の構造と深く関係していることを明らかに。女性たちの生き辛さや苦しさを共感的に受け止め、本質を究明する。
要旨 現代社会の若い女性たちに多くみられる拒食症や過食症。経験者の言葉を読みといていくと、女性たちが主体性・女性性・身体性について矛盾する規範が同時に作用する場のなかで、どちらの規範にしたがっても他方からは非難されるという引き裂かれた状態のなかにとらえられていることが浮かび上がってくる。これは今日の社会を生きる女性たちが共通に直面している状況でもある。これらの矛盾する規範の作用が、近代・現代社会の平面を成立させている根底的な社会構造とそのダイナミズムから導かれていることを考察する。
目次 第１章　摂食障害の位置づけ（摂食障害の概念と現状；摂食障害の病因論；接触傷害を社会との関連においてとらえた先行研究）；第２章　摂食障害の経験（身体の変化への抵抗感と孤立；太ることへの恐怖と「女性であること」の受け入れ難さ；主体性・女性性・身体性にかかわる規範）；第３章　近代・現代社会と規範の矛盾（近代家族という制度；近代市民社会における「主体」；主体性・女性性・身体性にかかわる規範の矛盾；現代社会における規範の矛盾の顕在化）；第４章　現代日本社会における規範の矛盾（現代日本社会における主体性・女性性にかかわる規範；現代日本社会における身体性にかかわる規範）；第５章　摂食障害と規範の矛盾
ISBN(13)、ISBN 　　 4-00-026516-4
書誌番号 1104025679

ページの先頭へ

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 493.7/3249 一般書 利用可 - 2031981886 iLisvirtual

ページの先頭へ