昭和をふりかえるもうひとつの歴史 --
根本正義 /著   -- KTC中央出版 -- 2004.5 -- 22cm -- 293p

資料詳細

タイトル 子ども文化にみる綴方と作文
副書名 昭和をふりかえるもうひとつの歴史
著者名等 根本正義 /著  
出版 KTC中央出版 2004.5
大きさ等 22cm 293p
分類 372.1
件名 日本-教育-歴史-近代 , 作文教育-歴史 , 児童雑誌-歴史
著者紹介 1942年東京生まれ。現在、東京学芸大学教授。日本文芸家協会会員。著書「鈴木三重吉の研究」「昭和児童文学の研究」「読書教育と児童文学」「マンガと読書のひずみ」「国語教育と戦後民主主義のひずみ」「詩と童謡の校長歳時記」など多数。
内容紹介 明治期の『少年世界』と大正期の『赤い鳥』を起点に、戦後を中心とした昭和20年代から30年代までの作文、綴方教育史を再検証。特に、戦後の児童雑誌と少年少女雑誌の綴方・作文教育について重点を置いた。
要旨 本書は明治期の『少年世界』と大正期の『赤い鳥』を起点に、戦後を中心に昭和二十年代から昭和三十年代まえの、作文・綴方教育の歴史について論及した。特に、重点を置いたのは、戦後の児童雑誌と少年少女雑誌の綴方・作文教育についてである。そこでは制度としての教育の場を離れて、子どもたちは実に生き生きと文章を書き、実に多くの教師たちが指導にあたっていた。それらの内実を、私なりに分析したのが本書なのである。その意味で本書は、これまでまったく論じられなかった作文・綴方教育史である。
目次 『少年世界』の綴方―投稿にみる明治期の少年雑誌;『赤い鳥』の綴方教育―その“文芸的写生文”による綴方のこと;昭和初期の非常時と雑誌『綴方学習児童』―『綴方生活』等の創刊と共に戦時下を歩む;戦時下の綴方と坪田譲治―『銃後綴方集 父は戦に』のこと;戦時下の綴方と坪田譲治・続―『綴方子供風土記』と『綴方 家のほまれ』、そして戦後へ;『季刊作文教育』の位相―昭和二十年代の作文教育について;児童雑誌『赤とんぼ』と山本映佑―『綴方集 風の子』とその周辺について;民主主義と子どもの文章―『原爆の子』と『基地の子』のこと;新聞社の綴方教育―戦後の読売新聞社綴方コンクールのこと;雑誌『少年少女』の作文教育―柳内達雄と今井誉次郎のこと;『少年少女』と『野上の鉄ちゃん』―森田郷子と江口江一とのことなど;生活文と小学館のつづり方コンクール―昭和三十年代の作文教育について;作文の会と児童文学―先生が書いた童話集をめぐって;大衆児童文学雑誌の投稿欄―戦後の『少年クラブ』『少女クラブ』の短文と韻文などのこと
ISBN(13)、ISBN    4-87758-333-5
書誌番号 1104035763

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