茶の湯空間の伝承と展開 --
桐浴邦夫 /著   -- 淡交社 -- 2004.6 -- 21cm -- 151p

資料詳細

タイトル 近代の茶室と数寄屋
副書名 茶の湯空間の伝承と展開
著者名等 桐浴邦夫 /著  
出版 淡交社 2004.6
大きさ等 21cm 151p
分類 521.86
件名 茶室 , 数寄屋造
注記 文献あり 年表あり 索引あり
著者紹介 1960年和歌山県生まれ。86年京都工芸繊維大学大学院修了。現職は京都建築専門学校。専門は建築歴史意匠、茶の湯文化、文化環境。一級建築士。
内容紹介 移築や古材の転用、写しなどの手法を用いて、「歴史」を伝承してきた近代の茶室。本書では、その展開と歴史環境の意義について考察。自然環境的視点・文化環境的視点から見る近代建築物語。
要旨 維新によって大打撃を受けた茶室は所有形態を変え、または移築が施され、後世に伝えられていった。あるいは古民家を改築し、さらには寺院の古材を組み込んだ茶室も作成された。時代の大きな変化に対して、したたかに生き延びたのである。そのようなところに着目すると、これまでになかった歴史の連続と拡がりがみえてくる。本書ではまずそこに注目し、話をすすめている。そして、その茶室・数寄屋が、ある意味で正反対の性格を持った近代建築に大きく影響を与え、あるいは近代建築そのものとして扱われた。なんとも逆説的な展開である。しかし近代建築が過去から切り離された特異なものではなく、連続する長い歴史の一コマだとするならば、当然のことでもある。主に後半部分はそれに関連したことがらについての話である。
目次 第1章 近代建築史としての茶室・数寄屋(和風建築・近代への昇華;近代の茶室・数寄屋);第2章 明治・公に位置する茶室・数寄屋(博物館・博覧会からの発信;庭園・公園と茶室・数寄屋;紅葉館と星岡茶寮);第3章 継承と新たな展開(井上馨と八窓庵;原三渓と三渓園;松永耳庵と柳瀬荘;茶室の寄進;民芸の茶室;数寄者を支えた技術者;田舎家からの系譜);第4章 近代的視点からの茶室・数寄屋(新しい生活様式と茶室;幾何学的な茶室;前衛と伝統);第5章 建築家と茶室・数寄屋(武田五一と藤井厚二;ブルーノ・タウトと桂離宮;堀口捨巳;吉田五十八;谷口吉郎;村野藤吾)
ISBN(13)、ISBN    4-473-03176-4
書誌番号 1104040808

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