中込重明 /著   -- 岩波書店 -- 2004.6 -- 20cm -- 316p

資料詳細

タイトル 落語の種あかし
著者名等 中込重明 /著  
出版 岩波書店 2004.6
大きさ等 20cm 316p
分類 779.13
件名 落語
著者紹介 1965~2004年。近世・近代文学。著書に「明治文芸と薔薇-話芸への通路」「笑いと創造第一~三集」「松田修著作集」「落語の世界1落語の愉しみ」「円朝の世界」「落語の鑑賞201」「落語で読み解く「お江戸」の事情」など。
内容紹介 落語の多くは、先行文芸に材をとっている。博覧強記で知られる著者は、多くの文献から類似の説話を探しだし、「芝浜」「文七元結」「黄金餅」「風呂敷」など名作落語の原話をつきとめる。興味津々の種あかし。
要旨 「芝浜」「文七元結」「帯久」「大山詣り」「黄金餅」「風呂敷」「塩原多助一代記」…古典落語の多くは、噺本、黄表紙、読本、講談、歌舞伎など、先行する文芸に材を得ている。史実に基づくと思われていた噺が、実はまったくの虚構だった…、虚構である噺から伝承が生まれていた…、など、その成立を巡っては、虚実が複雑に絡み合う。豊富な読書量に培われた博覧強記で知られる著者は、類似の説話を比較対照することにより、落語がいかにして創りだされたかを解きあかす。年に二〇〇回は寄席・ホールに足を運ぶという、無類の落語好きでもある、著者の面目躍如の種あかし。
目次 第1章 落語における笑いの生成;第2章 人情噺はいかにして成立したか(「芝浜」―金を拾うはなしを正直説話より見る;「文七元結」―身投げを止めるはなし ほか);第3章 噺さまざま、起源さまざま(「大山詣り」―狂言からの着想;「黄金餅」―奇想と滑稽の極み ほか);第4章 円朝の種あかし(『塩原多助一代記』―原話のからくり;『蝦夷錦古郷家土産』と『欧州奇談夢の暁』―翻案物異説)
ISBN(13)、ISBN    4-00-002421-3
書誌番号 1104048928
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1104048928

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磯子 公開 Map 779 一般書 利用可 - 2035936087 iLisvirtual