黒岩比佐子 /著   -- 岩波書店 -- 2004.6 -- 20cm -- 427,9p

資料詳細

タイトル 『食道楽』の人村井弦斎
著者名等 黒岩比佐子 /著  
出版 岩波書店 2004.6
大きさ等 20cm 427,9p
分類 910.268
個人件名 村井弦斎
注記 文献あり 年譜あり 索引あり
著者紹介 1958年東京都生まれ。慶応義塾大学文学部卒。ノンフィクションライター。著書に「音のない記憶-ろうあの天才写真家井上孝治の生涯」「伝書鳩-もうひとつのIT」がある。
内容紹介 新聞小説家として一世を風靡し、晩年は仙人への途を歩んだ人。「食道楽」の著者としてのみ知られる村井弦斎の数奇な生を、厖大な資料を博捜し、時代背景に溶かし込んで鮮やかに描き出す。近代の落丁を埋める力作。〈受賞情報〉サントリー学芸賞社会・風俗部門(第26回)
要旨 明治の大ベストセラー『食道楽』の著者としてのみ知られる村井弦斎の初めての本格的評伝。この人弦斎は、幕末の儒家に生を享け、「郵便報知新聞」(のち「報知新聞」)に入社、新聞小説家として明治最大の長篇未来小説『日の出島』を連載、次いで『食道楽』により一世を風靡した。のち婦人啓蒙へと転じて「婦人世界」に健筆を振るい、平塚にユートピアのような広大な庭園に囲まれた大邸宅を構え栄華を誇った。だが、その晩年はあろうことか仙人への途に就き、断食、木食などの研究実践を遂行し、模索の日々を過ごす。著者は、埋もれていた厖大な資料を博捜し、宮武外骨、斎藤緑雨、矢野龍渓、渋沢栄一等などの思いがけない人々との交渉を次々と手繰り、その生を覆う光と影を大きな時代背景に溶かし込んであざやかに描き出した。
目次 『食道楽』の人について;1 儒者の子―父の影の下で;2 「新聞小説家」村井弦斎;3 ユートピア;4 “仙人”への途をゆく;現代に生きる村井弦斎
ISBN(13)、ISBN    4-00-023394-7
書誌番号 1104048933

所蔵

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中央 書庫 910.2/6488 一般書 利用可 - 2032334523 iLisvirtual
磯子 公開 Map 910/ム 一般書 利用可 - 2032542274 iLisvirtual