ソ連・ユーゴスラヴィア間での自律性の模索 --
荻野晃 /著   -- 彩流社 -- 2004.7 -- 22cm -- 191,24p

資料詳細

タイトル 冷戦期のハンガリー外交
副書名 ソ連・ユーゴスラヴィア間での自律性の模索
著者名等 荻野晃 /著  
出版 彩流社 2004.7
大きさ等 22cm 191,24p
分類 319.347
件名 ハンガリー-対外関係-歴史-近代
注記 文献あり 年表あり 索引あり
著者紹介 1966年兵庫県生まれ。関西学院大学大学院法学研究科博士課程後期課程単位取得退学。ハンガリー外交史、ハンガリー現代政治など専攻。現在、大阪外国語大学非常勤講師。
内容紹介 平和的体制転換の伏流、民主化志向の改革派台頭などの原点を、ハンガリー事件とカーダール時代の再検討を通して解明。大国の影響下に置かれた小国の利益の守り方という、対外政策研究における重要な課題に迫る1冊。
要旨 1940年代末以降、ハンガリーはソ連に追随して、ユーゴスラヴィアへの敵視政策を取ってきた。ソ連外交の路線転換により、ハンガリーはユーゴスラヴィア政策の大幅な見直しを迫られた。国際環境の変化によって政権内部に広がった動揺は、対外政策の路線にとどまらず国内情勢にも反映された。56年10月のハンガリー事件勃発の国際的背景を考えるうえで、ユーゴスラヴィアの動向を無視することはできない。さらに、軍事介入の後も、ハンガリーはソ連・ユーゴスラヴィア対立の狭間で難しい選択を迫られた。本書では、55年5月のソ連・ユーゴスラヴィアの和解から、ハンガリー事件当時の首相ナジの裁判が行われた58年6月までのハンガリーの対外政策について論じる。筆者の問題意識は、たんなる冷戦期のハンガリー外交の特質を探ることだけではない。大国の強い影響下に置かれた小国がいかに自国の利益を擁護したのかは、時代や地域を超えた対外政策研究における重要な課題である。
目次 序論 ハンガリー外交とソ連・ユーゴスラヴィア関係(一九五五‐一九五八);第1章 ラーコシ失脚;第2章 ハンガリー事件;第3章 ナジ拉致事件;第4章 ナジ裁判;結論 カーダール時代のハンガリー外交―連続性と変化
ISBN(13)、ISBN    4-88202-899-9
書誌番号 1104050554
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1104050554

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中央 書庫 319.3/109 一般書 利用可 - 2032371933 iLisvirtual