村越貴代美 /著   -- 慶応義塾大学出版会 -- 2004.8 -- 22cm -- 336,20p

資料詳細

タイトル 北宋末の詞と雅楽
著者名等 村越貴代美 /著  
出版 慶応義塾大学出版会 2004.8
大きさ等 22cm 336,20p
分類 921.5
件名 , 音楽-中国-歴史
注記 文献あり 年表あり 索引あり
著者紹介 1962年東京生まれ。88~90年中国杭州大学留学。97~98年米国ミシガン大学訪問研究員。専門は中国古典文学、とくに歌辞文芸としての詞と音楽。慶應義塾大学経済学部教授。
内容紹介 宋代に発達し、宋の滅亡と共にメロディが散逸してしまった韻文「詞」。本書では、北宋の徽宗朝で宗廟を祭る儀式の音楽である雅楽を手掛かりとして、詞の音楽的な側面を研究する。
要旨 詞は詩と同じく定型は定型であるが、詩に比べてパターンははるかに多く、かつ複雑である。「詞の音楽」の研究は、とりもなおさず、これらのパターンを音楽的に明らかにすることで、楽器の種類や演奏法などと関連づけて、作詞の実際に迫る試みであると言えよう。ほかにも、詞と詩の違いはいくつかある。例えば、唐代の詞が民間に流行した音楽をベースに発達したために、詩に比べて詞の言葉には口語(俗語)的な表現が多いこと、また、詞は概して繊細で抒情的かつ艶麗な内容をもつこと等々である。つまり、詩には少ない口語による自由な表現とデリケートなセンチメンタリズム、そして時にはあからさまなエロティシズムを看取できるのが、詞をよむおもしろさである。
目次 第1章 大晟府の沿革;第2章 大晟府の人々;第3章 大晟楽の音楽と歌辞;第4章 南宋における大晟楽;第5章 初期・太学生時代の周邦彦;第6章 中期・地方官時代の周邦彦;第7章 晩期・大晟府時代の周邦彦;第8章 南宋における周邦彦
ISBN(13)、ISBN    4-7664-1071-8
書誌番号 1104057157
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1104057157

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