叢書・アレテイア --
仲正昌樹 /編   -- 御茶の水書房 -- 2004.7 -- 21cm -- 285p

資料詳細

タイトル 差異化する正義
シリーズ名 叢書・アレテイア
著者名等 仲正昌樹 /編  
出版 御茶の水書房 2004.7
大きさ等 21cm 285p
分類 361.1
件名 社会哲学
内容 内容: 共同体と「心」   仲正昌樹著
要旨 セクシュアル・ハラスメントやドメスティック・バイオレンス、児童虐待など、ジェンダーと家族に関わる新たな「社会問題」の登場を契機として、「自己決定」する意志と能力を備えた「自由な主体」の間の公正としてイメージされてきた近代的「正義」観の限界が明らかになりつつある。第三者から客観的に見えにくい、そして当事者自身も自覚しにくい、いわゆる「こころの問題」に対して、いかなる“正義”を構想すべきか。自己決定至上主義とパターナリズムの二項対立に回収されない、「私的領域における正義」は可能なのか。デリダ、コーネル、スピヴァック、レイチョウの言説を導きの糸としながら、差異化しつつある正義について考える。
目次 第1章 共同体と「心」;第2章 コモンの現前と間隔化―共同体におけるパロールの功罪;第3章 父権制の脱構築―エンゲルス、デリダ、コーネル;第4章 抵抗する母性―子ども一時預かり施設「ばぁばサービスピノキオ」の実践から;第5章 森崎和江の言論の喚起するもの―詩的言語と媒介者;第6章 女同士の親密な関係と二つの「同性愛」―明治末から大正期における女性のセクシュアリティの問題化;第7章 排除/抵抗のレトリック―「差別事件」に向き合う「主体」の問題をめぐって;第8章 沈黙と女性―G.C.スピヴァクの視座;第9章 ポストコロニアルな差異:文化的正当化における教訓;第10章 フランスにおける都市底辺層の生き抜き戦略―「対抗」―労働市場からの離脱;第11章 カギとしての言語
ISBN(13)、ISBN    4-275-00339-X
書誌番号 1104057907

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 361.1/48 一般書 利用可 - 2032512766 iLisvirtual