性道徳と優生思想の百年間 -- ちくま新書 --
加藤秀一 /著   -- 筑摩書房 -- 2004.8 -- 18cm -- 238p

資料詳細

タイトル 〈恋愛結婚〉は何をもたらしたか
副書名 性道徳と優生思想の百年間
シリーズ名 ちくま新書
著者名等 加藤秀一 /著  
出版 筑摩書房 2004.8
大きさ等 18cm 238p
分類 367.4
件名 結婚 , 恋愛
著者紹介 1963年生まれ。一橋大学社会学部卒。東京大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。現在、明治学院大学社会学部教授。専攻は社会学、性現象論。著書「性現象論」。
内容紹介 一夫一婦制と恋愛至上論を高唱する言説は、優生思想と表裏一体であったことを検証し、恋愛・結婚・家族という制度の「近代性」の複雑さを明らかにする。恋愛と結婚をめぐる言説空間。
要旨 夫婦別姓論議や少子化、不倫、熟年離婚など「結婚=家族」という主題が、ここ十数年メディアを賑わしてきた。だが、こうした話題の前提として、「一夫一婦制」自体が論議されることがなかったのはなぜか?そもそも明治期に唱導された一夫一婦制は、単なる精神論や道徳談義ではなく、「総体日本人」の、改良という国家戦略と共存していた。本書では、一夫一婦制と恋愛結婚をめぐる言説が、優生学という危険な部分と表裏一体であったことを検証し、恋愛・結婚・家族という制度の「近代性」の複雑さを明らかにする。
目次 序章 “恋愛結婚”の時代;第1章 制度としてのロマンチック・ラブ―日本における“恋愛結婚”への助走;第2章 「一夫一婦制」への遡行―明治期における恋愛・結婚・国家;第3章 一夫一婦制という科学―「男性の体液が女性の体液に混じる」?;第4章 人類のために恋愛を!―家庭・フェミニズム・優生学;第5章 恋愛から戦争へ―戦前期における「優生結婚」の模索;終章 “恋愛結婚”の方へ
ISBN(13)、ISBN    4-480-06187-8
書誌番号 1104058871
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1104058871

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