悪魔の楽匠 -- 叢書・20世紀の芸術と文学 --
サム・H.白川 /著, 藤岡啓介 /訳, 加藤功泰 /訳, 斎藤静代 /訳   -- アルファベータ -- 2004.11 -- 22cm -- 402,5,14p

資料詳細

タイトル フルトヴェングラー 下巻
副書名 悪魔の楽匠
シリーズ名 叢書・20世紀の芸術と文学
著者名等 サム・H.白川 /著, 藤岡啓介 /訳, 加藤功泰 /訳, 斎藤静代 /訳  
出版 アルファベータ 2004.11
大きさ等 22cm 402,5,14p
分類 762.34
個人件名 フルトヴェングラー,ヴィルヘルム
注記 The devil’s music master./の翻訳
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 【白川】アイダホ州の捕虜・敵性外国人収容所生まれ。フレンズセレクトスクールで学ぶ。フルブライト・ヘイズ奨学金を受けロンドン大学に学ぶ。芸術一般についての著作多数。ニューヨーク在住。
内容紹介 20世紀を代表する音楽家の生涯と業績。本巻では、敗戦直前のドイツからの脱出、戦後の非ナチ化審理を経ての復帰までのドラマを描き、晩年の活動を論じる。また、残された録音についても詳説する。
要旨 フルトヴェングラーの名声には没後五十年となるいまもなお、暗い影がさす。彼が、ナチ政権下のドイツに留まるという、宿命的、悲劇的決断をしたためだ。一九三三年のナチスによる政権奪取後、数千人のインテリや芸術家は亡命した。しかし、フルトヴェングラーは終戦直前までドイツに留まった。この、決意ゆえに、彼は「ナチスの宣伝マン」「ヒトラーのお気に入り指揮者」「悪魔の楽匠」という、永遠に続く糾弾と非難の的となった。しかし、彼がナチに追従したどころか、公然とヒトラーやヒムラーに叛旗をひるがえし、生命の危険もかえりみず闘ったことを、本書は文献資料を駆使して克明に描き出す。下巻では、敗戦直前のドイツからの脱出劇、非ナチ化審理の過程、そして復帰後の活動を描く。さらに、遺された膨大なレコードから、『トリスタンとイゾルデ』や『指環』、ベートーヴェンの第九をはじめとする、伝説的名盤の数々を論評する。フルトヴェングラーには音楽や政治的存在の他にも種々の側面があった。読者は、この端倪すべからざる人物が問題の多い作曲家であり、多弁なエッセイストであり、日記を丹念に書き続ける人であり、誠実な友人だが逆らえば強敵となる男であり、しかも救いよう・
目次 おぞましい任務―その二;悪魔の誕生日;公判に至るまでの長い日々;審判の日;試練は続く;秋の輝きと苦難と;『トリスタン』の録音;スタジオ録音;ライブ録音(戦時中の録音;『指環』およびその他の作曲家の作品);エロイカ;コーダ―第九は偉大だ
ISBN(13)、ISBN    4-87198-532-6
書誌番号 1104085149

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中央 書庫 762.3/680 一般書 利用可 - 2033188768 iLisvirtual