行方不明者を持った家族の証言 -- 心をケアするbooks --
中王子聖 /著   -- 彩流社 -- 2005.3 -- 20cm -- 274p

資料詳細

タイトル チリの闇
副書名 行方不明者を持った家族の証言
シリーズ名 心をケアするbooks
著者名等 中王子聖 /著  
出版 彩流社 2005.3
大きさ等 20cm 274p
分類 266
件名 チリ-歴史
著者紹介 1967年静岡生まれ。関西大学社会学部卒業後、ペルーとメキシコで日本語教師に。その後、筑波大学大学院修士課程を終え、2001年より京都大学大学院に在籍し、精神医学と精神分析学の知見に基づき、人類学的立場から研究を進めている。
内容紹介 1973年にチリで起きた軍事クーデターの衝撃的な事実。チリの「歴史」と、行方不明者を持つ家族の「証言」で構成。そこから、行方不明者の家族における「心」の問題を探り、まさに「今」の問題として提起する。
要旨 ピノチェトによるクーデター(1973年9月11日)は17年もの長きに亘る軍政を敷いた。拉致・行方不明者、処刑者、拷問の被害者など、多くの犠牲を人民に強いた。また、いまなお多くの人びとが精神的な治療の必要ありとされている。軍政は1990年に終わった。だが、その後も軍は力を有し、軍政時代における人権侵害者への罪の追及は遅々として進まない。軍政が終わっても、人権侵害の問題は終わってはいないのだ。著者は1997年から「失踪者」に関する研究調査を開始し、2000年9月から約半年、首都サンティアゴとパラルで失踪者を持つ家族に取材。そこから、行方不明者の家族における「こころ」の問題を探り、まさに「いま」の問題として提起する。
目次 第1部 チリ小史(独立以前(~一八一八年);独立以後から世界恐慌まで(一八一八~一九三二年);保守派と軍人のライバル意識;自由のなかの革命(一九六四~一九七〇年);アジェンデ政権の誕生―チリ、社会主義への道(一九七〇年) ほか);第2部 証言集(オリビア・サソ・ガンボア;イネリア・エルモシージャ;アナ・サエス;ドリス・メニコーニ・ロルカ;フリア・ガルターノ・エスコバール ほか)
ISBN(13)、ISBN    4-88202-906-5
書誌番号 1105016122
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1105016122

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