物語の舞台を歩く --
田渕句美子 /著   -- 山川出版社 -- 2005.4 -- 20cm -- 157p

資料詳細

タイトル 十六夜日記
シリーズ名 物語の舞台を歩く
著者名等 田渕句美子 /著  
出版 山川出版社 2005.4
大きさ等 20cm 157p
分類 915.44
件名 文学地理-日本
注記 文献あり
著者紹介 1957年生まれ。お茶の水女子大学人間文化研究科博士課程単位取得退学。専攻:日本中世文学。現在、国文学研究資料館文学資源研究系教授。主要著書「阿仏尼とその時代-「うたたね」が語る中世-」「中世初期歌人の研究」「和歌を歴史から読む」。
内容紹介 阿仏尼が、わが子の荘園所有権の訴訟のため、都から東海道を下って鎌倉に下向した旅を描く「十六夜日記」。中世の二つの都、京と鎌倉、そしてこの二つを結んだ東海道を、阿仏尼の眼で眺めながら旅するガイドブック。
要旨 『十六夜日記』は、阿仏尼が、我が子の荘園所有権の訴訟のため、都から東海道をくだって、鎌倉に下向した旅を描いています。それは、我が子の権利を守るため、また亡夫の遺言を守るための戦いの旅です。あらたな歌道家を創成するための挑戦の旅でもあります。中世においては少なからぬ貴族女性が、このように、訴訟のために鎌倉へみずから旅をしたのです。阿仏尼は、東海道や鎌倉のどのような風景をみて、歌を詠んだのでしょうか。どのような景物に目を留め、旅空間をどのように『十六夜日記』に書き記したのでしょうか。何に故郷を思い、子や亡夫を想い、涙したのでしょうか。中世の二つの都、京と鎌倉、そしてこの二つを結んだ東海道を、阿仏尼の眼で眺めながら、『十六夜日記』とともに旅をしてみませんか。
目次 1章 都―争いの始まり(プロローグ―『十六夜日記』と阿仏尼;阿仏尼と為家;為家の遺言―争いの発端;鎌倉下向の決意);2章 下向の旅―東海道を鎌倉へ(近江路―都からの旅立ち;美濃路―旅愁と決意と;尾張路―奉納された歌、書かれた歌;三河路―八橋幻想;遠江路―人びととの再会;駿河路―富士を仰ぎながら;伊豆・相模路―箱根を越えて鎌倉へ);3章 鎌倉―待ち続ける日々(鎌倉での住い;勝訴への祈り;阿仏尼の死とその後)
ISBN(13)、ISBN    4-634-22470-4
書誌番号 1105033035
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1105033035

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