イギリス小説と映画から読む「階級」 -- 平凡社新書 --
新井潤美 /著   -- 平凡社 -- 2005.5 -- 18cm -- 251,3p

資料詳細

タイトル 不機嫌なメアリー・ポピンズ
副書名 イギリス小説と映画から読む「階級」
シリーズ名 平凡社新書
著者名等 新井潤美 /著  
出版 平凡社 2005.5
大きさ等 18cm 251,3p
分類 930.26
件名 小説(イギリス) , 階級-イギリス
注記 文献あり
著者紹介 1961年生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。現在、中央大学法学部教授。
内容紹介 スノッブで、イジワルで、「階級」にとらわれたイギリス人。その作家たちが書く文章には「階級」にまつわる揶揄と皮肉が練り込まれ、行間には棘が潜んでいる。小説と映画から、イギリス人の「階級意識」を読み解く。
要旨 われわれはイギリス小説を読む。その映画化作品も見る。だが、本当にその面白みを理解できているだろうか?スノッブで、イジワルで、「階級」にとらわれたイギリス人、その作家たちが書く文章には、「階級」にまつわる揶揄と皮肉が練り込まれ、行間には棘がひそんでいる。そして、映画ではそれらがどう変容され、また強調されているのか?小説と映画から、イギリス社会とイギリス人の心理に深く重く沈潜する「階級意識」を読み解く。
目次 1 ラヴ・コメディ今昔(嫌われるヒロイン?―ジェイン・オースティン『エマ』;エリザベス・ベネットが九〇年代のロンドンにいたなら?―ヘレン・フィールディング『ブリジット・ジョーンズの日記』);2 働く女たち(逆境の淑女、ガヴァネス―シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』;なぜナニーは不機嫌なのか―P・L・トラヴァーズ『メアリー・ポピンズ』 ほか);3 階級と男たち(ジェントルマンと教育―チャールズ・ディケンズ『大いなる遺産』;愛を勝ちとる「格下の男」―E・M・フォースター『眺めのいい部屋』 ほか);4 イギリス人が異世界を描けば(「ユートピア」は階級社会の行く末?―H・G・ウェルズ『タイム・マシン』;悪の権化はなぜ「フツーの人」になったのか?―アントニー・バージェス『時計じかけのオレンジ』 ほか);5 マイノリティたちのイギリス(日系作家の描いた「古きよきイギリス」―カズオ・イシグロ『日の名残り』;「新しいイギリス人」と越境する新世代―ハニーフ・クレイシ『郊外のブッダ』ほか)
ISBN(13)、ISBN    4-582-85273-4
書誌番号 1105033583

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