NHKブックス --
金子勝 /著, アンドリュー・デウィット /著   -- 日本放送出版協会 -- 2005.6 -- 19cm -- 237p

資料詳細

タイトル メディア危機
シリーズ名 NHKブックス
著者名等 金子勝 /著, アンドリュー・デウィット /著  
出版 日本放送出版協会 2005.6
大きさ等 19cm 237p
分類 361.45
件名 マス・メディア , 報道と倫理
注記 文献あり
著者紹介 【金子】1952年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。法政大学教授などを経て、現在、慶應義塾大学経済学部教授。専攻は財政学、制度の経済学。著書に「市場と制度の政治経済学」「日本再生論」「反グローバリズム」「長期停滞」「粉飾国家」などがある。
内容紹介 イラク戦争報道から経済楽観論まで、日米の報道を比較検討し、政局にやすやすと操作されるその迷走ぶりを徹底批判。不正確な情報の洪水の中で冷静に現実を見据え、報道内容を批判的に読み解くことの重要性を説く。
要旨 善か悪かの二分法による歪んだ戦争報道。安易な民営化信仰に基づいた、根拠薄弱な経済回復論。国家や民族をめぐるステレオタイプなイメージで、ナショナリズムを煽る姑息な手法…この間の日米の報道を比較検討し、政権に易々と操作されるその迷走ぶりを徹底批判。不正確な情報の洪水のなかで冷静に現実を見据え、報道内容を批判的に読み解くことの重要性を説く。この時代に即応した、メディア・リテラシー論の白眉。
目次 序章 メディア危機の諸相(メディアの閉鎖的談合体質の露呈;募る不信感 ほか);第1章 「戦争の現実」はいかに作られるか―政治とメディア(メディアの陰険な手法―二分法からイメージ操作まで;いかに大量破壊兵器の証拠は捏造されたか;イラク戦争報道と戦後の検証;報道されない「戦争のコスト」);第2章 楽観論のワナ―経済とメディア(冷戦型二分法とすり込みの手法;メディアの民営化信仰;市場原理主義と宗教原理主義の結婚―メディアが報道しない例外としての米国;環境破壊をめぐるメディア操作);第3章 作られるアイデンティティ―文化とメディア(日常にしみ込むステレオタイプ思考;民族と結びつくステレオタイプ―「戦争の時代」のイメージ操作;人種主義の静かな復活);終章 メディア・リテラシーと分権型社会(メディアにおける米国追随の弊害;リップマン・デューイ論争;「民主主義の欠乏」という現代病)
ISBN(13)、ISBN    4-14-091031-3
書誌番号 1105046393

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 361.4/1642 一般書 利用可 - 2034681581 iLisvirtual