希望をつむぐ学力 --
明石書店 -- 2005.9 -- 21cm -- 285p

資料詳細

タイトル 未来への学力と日本の教育 1
各巻タイトル 希望をつむぐ学力
出版 明石書店 2005.9
大きさ等 21cm 285p
分類 370.8
件名 教育 , 学力
内容紹介 今、学力論争は新たな段階を迎えている。学ぶ主体である子ども・若者たちの声に耳を傾け、学力論議の枠組み自体を変え、学校や教育のあり方を社会の展望や人間の生き方と結びつけて捉えることを根底から問いかける。
要旨 1998年の学習指導要領改訂をきっかけに高まった学力論争は、2004年12月に公表された国際学力調査の結果を受け、新たな段階を迎えています。今、私たちは、学力テストに表れる「学力低下」や学力競争の結果に一喜一憂して、教育のゆくえを見誤ることを厳に戒めなければなりません。真に問われているのは、これからの世界に生きる子ども・若者たちが身につけるべき学力とはどのようなものか―学力ということばそのものから問い直すこと。そして、明らかになった「学力格差」を現在の教育における最も重要な課題としてとらえ、学校や教育のあり方をどのような社会をつくっていくのかという展望にむすびつけて検討し、政策化していくことではないでしょうか。これまでの議論の枠組みを変え、学力論議を新しいステージへ。未来の社会への希望と一人ひとりのしあわせをつなぐ学力論への試みをお届けします。
目次 第1章 学力論議の枠組みを変える(学習の主体は子どもたち自身である―「普通」の子どもの生活意識と学習への要求);第2章 学力低下論争はいかに現象したか(語っているのはだれか、語られていないことは何か―学力低下論争とマスコミ・ジャーナリズム;学力テストにかく乱される学校現場と教師の努力―希望をうばわれる子どもたち);第3章 学力調査を読み解く(学力調査に見る日本の子どもたちの学力実態―最近のPISA・TIMSS・文部科学省の調査結果から;学力問題の社会的性格―子ども・若者たちは学校知識のレリバンス回復を求めている);第4章 人生を生きる学力(人生を味わう力をはぐくむ;子ども・親の願いを学力にむすぶ―仲間のなかで学びの世界を広げる子どもたち・学びを支える親のつながり;どんな子どもにもある学ぶ意欲に応え学習の権利を保障する―特別支援教育と障害のある子どもの学力問題);第5章 学力論の新しいステージへ(教育における「力」の脱構築―「自己実現」から「応答可能性」へ;「弱さ」の哲学から語る学力―「強さ」の学力から「弱さ」のリテラシーへ)
ISBN(13)、ISBN    4-7503-2168-0
書誌番号 1105065496

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階社会科学 Map 370.8 一般書 利用可 - 2035113005 iLisvirtual