スポーツ学選書 --
稲垣正浩 /編   -- 叢文社 -- 2005.11 -- 20cm -- 253p

資料詳細

タイトル 伝承文学のなかにスポーツ文化を読む
シリーズ名 スポーツ学選書
著者名等 稲垣正浩 /編  
出版 叢文社 2005.11
大きさ等 20cm 253p
分類 904
件名 文学 , スポーツ
著者紹介 1938年愛知県出身。東京教育大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。日本体育大学大学院教授。スポーツ史専攻。スポーツ史学会会長。
内容紹介 古くから言い伝えられ、語り継がれてきた話をもとに記録・創作されてきた文学を「伝承文学」というコンセプトでくくり、それらの作品の中で「スポーツ文化」はどのように語られてきたのかを考える。
要旨 「決闘」や「果たし合い」といった「力くらべ」の段階にあるもの、そこから抜け出そうと「移行期」にあるもの、さらに「命」と「けが」を排除・隠蔽する「力くらべ」、すなわち「近代スポーツ」へ。このような「過渡期」のスポーツ文化に立ち会う楽しさがここにある。神々の世界の自由奔放で開放的な「エロス」の世界を覗き見ると…。
目次 『イーリアス』下―英雄の死を弔うための墓前競技(ホメーロス著、呉茂一訳、岩波文庫);『ヒッポリュトス パイドラーの恋』―狩猟の名人なるがゆえの悲劇(エウリーピデース作・松平千秋訳、岩波文庫);『仕事と日 農事暦と日の吉凶』―健全な肉体に健全な精神の宿ること(ヘーシオドス著、松平千秋訳、岩波文庫);『ナラ王物語 ダマヤンティー姫の数奇な生涯』―「威光」を放つ王の身体(マハーバーラタ著、鐙淳訳、岩波文庫);『ゲルマーニア』―ゲルマンに源を発するドイツ「スポーツ王国」(タキトゥス著、田中秀央・泉井久之助訳、岩波文庫);『古事記』―「エロティシズム」みなぎる神々の世界(倉野憲司校注、岩波文庫);訓読『日本書紀』中下―相撲・蹴鞠・水泳・鷹狩り・闘鶏の最古の記録(黒板勝美編、岩波文庫);『ベーオウルフ 中世イギリス英雄叙事詩』―「フェア・プレイ」のルーツとキリスト教(忍足欣四郎訳、岩波文庫);『ローランの歌 狐物語』―バスク民族の「ペロタ球戯」を抑圧・隠蔽するキリスト教文化(佐藤輝夫訳、ちくま文庫);『ニーベルンゲンの歌』前編―「愛」と「命」を賭けた英雄の求婚競技(相良守峯訳、岩波文庫)〔ほか〕
ISBN(13)、ISBN    4-7947-0532-8
書誌番号 1105080658
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1105080658

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 904/397 一般書 利用可 - 2035365624 iLisvirtual