理想の教室 --
三原弟平 /著   -- みすず書房 -- 2005.12 -- 19cm -- 155p

資料詳細

タイトル カフカ『断食芸人』〈わたし〉のこと
シリーズ名 理想の教室
著者名等 三原弟平 /著  
出版 みすず書房 2005.12
大きさ等 19cm 155p
分類 940.28
注記 文献あり
著者紹介 1946年生まれ。京都大学教授。専門はドイツ文学。20世紀初頭のドイツ文学、とくにカフカ、ベンヤミンを中心に20年代、30年代の作家・思想家たちを問題にしている。
内容紹介 芸人にとって断食はしかたなかった。なぜなら「口にあう食べものを見つけることができなかったから」。「寓話になりそこなった寓話」というポイントでカフカの奇妙なテクストを読み、やさしく語る。
要旨 芸人にとって断食はしかたなかった。なぜなら「口にあう食べものを見つけることができなかったから」。『変身』のカフカによるこの短編をよく読んでみれば、そこにはラストメッセージとしての奇譚がくっきり浮かび上がる。不幸であることを書いて寓話になりきれない“わたし”の文学に、いまこそ私たちの世界が追いついた。
目次 第1回 読解ゲーム(1節、断食芸人たちと、この断食芸人;檻とガラスの箱;2節、“公衆” ほか);第2回 “わたし”の寓話(作品と作者;寓話になりそこなった寓話;アルキメデスの点 ほか);第3回 “わたくし小説”と“私小説”(私小説の伝統とカフカ;カフカとカサイ;「贋物」(一九一七);「不幸であること」(一九一〇);自由で無拘束な文学的ジャンル;幽霊との対話)
ISBN(13)、ISBN    4-622-08315-9
書誌番号 1105091343
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1105091343

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