霊長類学者が明かす「人間らしさ」の起源 --
フランス・ドゥ・ヴァール /著, 藤井留美 /訳   -- 早川書房 -- 2005.12 -- 20cm -- 340p

資料詳細

タイトル あなたのなかのサル
副書名 霊長類学者が明かす「人間らしさ」の起源
著者名等 フランス・ドゥ・ヴァール /著, 藤井留美 /訳  
出版 早川書房 2005.12
大きさ等 20cm 340p
分類 489.9
件名 類人猿 , 人類学
注記 Our inner ape./の翻訳
注記 文献あり
著者紹介 【ヴァール】オランダ生まれ。生物学者・動物行動学者。霊長類の社会的知能研究では世界の第一人者。現在エモリー大学C.H.キャンドラー教授職にあると同時に、ヤーキース国立霊長類研究センターにおいて先端的研究を行なうリビング・リンクス・センター所長も務める。
内容紹介 「人間らしさ」とされる優しさや思いやりも、サルから進化したものにすぎなかった。戦争と平和、権力闘争など、人間ならではと思われていた性質について鋭く考察した、人間の本質を論じる痛快エッセイ。
要旨 人間が引き起こす身の毛もよだつ大量殺戮、血腥い権力闘争、暴力などは、さも動物時代の野蛮さの名残であるかのように言われてきた一方、親切や思いやりなどは「人間らしい」美点として喧伝されてきた。しかし、動物の側から言わせれば、これは公平な見方ではない。たしかに、人間と98%のDNAを共有しているチンパンジーは、権謀術数に長けた攻撃的なサルではある。だが同じだけのDNAを共有しているもう一つの種であるボノボは、チンパンジーとは対照的に、平等で平和な社会を好み、思いやりの心に富んだ心優しいサルなのである。つまり、階級社会も平等社会も、戦争も平和も(はたまた人間が専売特許だと思っている正常位のセックスや、他のあれやこれやのお楽しみも)、すべてチンパンジーやボノボと同じ祖先から遺伝的に受け継いできたものなのだ。では、ヒトが鏡の中に、破壊の限りをつくす力と、温かい慈愛の心の両方を見つけることができたとき、私たちは何を考え、何をすべきなのか?霊長類研究の世界的権威が、豊富かつ興味深い類人猿たちの生態を紹介しながら、鋭い洞察力と独特のウィットを通じて、「人間らしさ」の本質を考える痛快サル学エッセイ。
目次 第1章 類人猿と家族;第2章 権力―マキアヴェリの血;第3章 セックス―カーマ・スートラの霊長類;第4章 暴力―戦争から平和へ;第5章 やさしさ―道徳的な感情と身体;第6章 両極端な類人猿―どこに妥協点を見いだすか
ISBN(13)、ISBN    4-15-208694-7
書誌番号 1105093167

所蔵

所蔵は 6 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階自然科学 Map 489.9 一般書 利用可 - 2035720955 iLisvirtual
保土ケ谷 公開 Map 489 一般書 利用可 - 2036086010 iLisvirtual
磯子 公開 Map 489 一般書 利用可 - 2036467331 iLisvirtual
金沢 公開 Map 489 一般書 利用可 - 2035782373 iLisvirtual
都筑 書庫 489 一般書 利用可 - 2036469083 iLisvirtual
瀬谷 書庫 489 一般書 利用可 - 2036147736 iLisvirtual