「涙」を消費する人びと -- ベスト新書 --
八柏竜紀 /著   -- ベストセラーズ -- 2006.1 -- 18cm -- 259p

資料詳細

タイトル 「感動」禁止!
副書名 「涙」を消費する人びと
シリーズ名 ベスト新書
著者名等 八柏竜紀 /著  
出版 ベストセラーズ 2006.1
大きさ等 18cm 259p
分類 361.5
件名 文化 , 消費 , 日本
注記 文献あり
著者紹介 1953年秋田県生まれ。慶應義塾大学法学部・文学部卒。高校教員を経て、歴史教師として予備校などで教鞭を執る一方、「思想の科学」などで社会哲学や現代史に関する執筆を展開。2000年からは、東京大学駒場キャンパスで自主ゼミ、社会哲学ゼミ開講。
内容紹介 「感動をありがとう」とよく言うが、いつから感動は買える「商品」になってしまったのか。「消費」をキーワードにニッポン社会の変遷から解き明かし、今時ニッポンを社会哲学で鋭く考察。
要旨 「感動をありがとう!」「勇気をもらいました!」。そう言って涙を流すのが正常だといわんばかりに、屈託なく語る人びと…元々「感動」や「勇気」は与えられるものではなく、内発的に抱くものではなかったのか?だからこそ価値があったのではないか?一体、いつから「涙」は軽くなり、「感動」はお安いものになってしまったのだろうか?内実なき熱狂を買い求めるカラッポ人間が、なぜ多数派を占めるようになってしまったのか。「消費」をキーワードにニッポン社会の変遷から解き明かし、いまどきニッポンを社会哲学で鋭く考察する。
目次 第1章 「感動」は奪われた―かくて「祭り」は消費された(「団塊世代」は「純愛」世代;親父たちはいつも保守的だ、と思っていた ほか);第2章 「感動」は量産される―「個性」は消費物である(個性が消費させられる;ジーンズと反体制とワタシ ほか);第3章 「感動」を買ったオンナは、しあわせか?―フェミニズムと消費の恋愛関係(オンナはしあわせになったか?;気分で選ぶオンナの子 ほか);第4章 残された「感動」の居場所―高度消費社会の「祭り」と「場」(わたしたちに居場所はあるのか;「かわいーいっ!」という叫び ほか);第5章 感心できない「感動させてくれ病」―「不満」を消費する人びと(無自覚なエゴイズム;関係ないから ほか)
ISBN(13)、ISBN    4-584-12102-8
書誌番号 1105093193
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1105093193

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 361.5/639 一般書 利用可 - 2035720866 iLisvirtual