コスメフリークという「オタク」 -- ベスト新書 --
米澤泉 /著   -- ベストセラーズ -- 2006.1 -- 18cm -- 179p

資料詳細

タイトル 電車の中で化粧する女たち
副書名 コスメフリークという「オタク」
シリーズ名 ベスト新書
著者名等 米澤泉 /著  
出版 ベストセラーズ 2006.1
大きさ等 18cm 179p
分類 383.5
件名 化粧
注記 文献あり
著者紹介 1970年京都府出身。同志社大学文学部卒。大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程単位取得。専門は化粧文化論、ファッション文化論。現在は、執筆活動とともに、化粧文化に関する講義を専門学校や大学で行っている。化粧文化研究者ネットワーク世話人。
内容紹介 叶姉妹や中村うさぎなど「美容セレブ」の謎を解き、現代女性にとって化粧がいかに重要かを明らかにする。90年代日本が生み出した化粧文化が、女性版「オタク文化」にほかならないことを喝破する傑作。
要旨 なぜ、女性たちは電車の中で化粧をするようになったのか。それは単にウチ・ソトの区別がなくなったからではない。化粧そのものが変わったのだ。今や化粧は、自己表現であり、立派な趣味の一領域であり、教養ですらある。「化粧が上手いですね」は褒め言葉であり、意のままに外見を操れる女性は「ビューテリジェンス」の持ち主として賞賛される。そして、コスメフリークたちの化粧への熱中ぶりは、まるでアニメやマンガに対するオタクのそれを思わせる。何しろ、彼女たちは私というフィギュアに「萌える」のだから。電車男と電車内化粧女。オタクとコスメフリーク。それは、九〇年代の日本社会が生み出した表裏一体の文化現象なのである。
目次 プロローグ 電車内化粧はなぜ非難されるのか;第1章 化粧のお仕事―「トータルライフ・アドバイザー」叶姉妹の謎を解く;第2章 化粧は人なり―「メーキャップ・アーティスト」藤原美智子の謎を解く;第3章 趣味は化粧―「カリスマ主婦」君島十和子の謎を解く;第4章 男より化粧が大事と思いたい―「さすらいの女王」中村うさぎの謎を解く;エピローグ コスメフリークという「オタク」―内面不在の一九九〇年代
ISBN(13)、ISBN    4-584-12104-4
書誌番号 1105093194

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 383.5/20 一般書 利用可 - 2035781318 iLisvirtual