樋口大介 /著   -- 河出書房新社 -- 2006.2 -- 20cm -- 294p

資料詳細

タイトル 『変身』ホロコースト予見小説
著者名等 樋口大介 /著  
出版 河出書房新社 2006.2
大きさ等 20cm 294p
分類 940.28
注記 文献あり
著者紹介 1943年新潟県生まれ。東京大学独文科修士課程修了。国学院大学教授。ドイツ近現代文学専攻。著書:「ニーチェを辿る」「世界文学のいま」「世界戦争の予告小説家カフカ」。
内容紹介 ヨーロッパ1848年の革命派、ヴァーグナー、フォンターネ、ドストエフスキーの反ユダヤ主義を通じ、カフカはユダヤ人抹殺を予見。しかしカフカは、防波堤たるべきゲーテの〈ぞっとする本性〉を知っておののく…。
要旨 「ヨーロッパ1848年」の革命派にして19世紀後半の大芸術家ヴァーグナー、フォンターネ、ドストエフスキーは反ユダヤ主義者になった。カフカはとりわけヴァーグナーによって「ユダヤ人抹殺」を予見する。では、かの偉大なるゲーテは防波堤になってはくれないのか。カフカは「ゲーテのぞっとする本性」を知っておののく。ドストエフスキーは『分身』でゲーテに挑んでいた。カフカはゴリャートキンの身元である作家ヤーコプ・レンツを読んで分別を取り付けようとする。カフカ読解のさらなる展開。
目次 第1章 『変身』の中のフォンターネ、ドストエフスキー;第2章 『変身』の中のリヒァルト・ヴァーグナー;第3章 『変身』と『分身』―ゲーテVSレンツ、ドストエフスキー(「招かれざる客」ラスコーリニコフとゴリャートキン;ペトラシェフスキー会のドストエフスキーを予告するゴリャートキン;『分身』の中のゲーテとレンツ;夜会への闖入;グレーゴル=ラスコーリニコフ=ファウスト);第4章 小説『変身』は作文「ゲーテのぞっとする本性」である;第5章 『変身』の中の法王グレゴリウス七世とゲーテ=ナポレオン連合
ISBN(13)、ISBN    4-309-90670-2
書誌番号 1106011108
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1106011108

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