『海辺のカフカ』を精読する -- 平凡社新書 --
小森陽一 /著   -- 平凡社 -- 2006.5 -- 18cm -- 277p

資料詳細

タイトル 村上春樹論
副書名 『海辺のカフカ』を精読する
シリーズ名 平凡社新書
著者名等 小森陽一 /著  
出版 平凡社 2006.5
大きさ等 18cm 277p
分類 910.268
個人件名 村上春樹
著者紹介 1953年東京都生まれ。北海道大学文学部卒。同大学院文学研究科博士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科教授。
内容紹介 日本と海外で大ヒットした「海辺のカフカ」に“癒し”や“救い”を感じた読者も多い。しかし、本当にそういう内容なのだろうか。同書を精読し、村上文学の本質を初めて明確にした問題作。
要旨 日本、アメリカ、中国等で大ヒットした『海辺のカフカ』。カフカ少年とナカタさんのパラレルな物語に“癒し”や“救い”を感じた人も少なくなかった。けれども、本当にそういった内容なのだろうか?丁寧なテクスト分析によって、隠された構造が浮かび上がる。暴力が前面に現れつつある「九・一一」後の世界に、記憶と言葉の大切さを訴える、渾身の村上春樹論。
目次 第1章 『海辺のカフカ』とオイディプス神話(オイディプス神話という主題;『オイディプス王』の物語 ほか);第2章 甲村図書館と書物の迷宮(図書館という母性的空間;なぜ『千夜一夜物語』を最初に読むのか ほか);第3章 カフカ少年はなぜ夏目漱石を読むのか―甲村図書館と書物の迷宮2(カフカ少年は『坑夫』と『虞美人草』を読む;「近代教養小説」という視点 ほか);第4章 ナカタさんと戦争の記憶(ナカタさんの出自;記憶の欠落と識字能力の喪失 ほか);第5章 『海辺のカフカ』と戦後日本社会(カーネル・サンダーズが語る「天皇の人間宣言」の虚偽;「生き霊」と『菊花の約』の意味するもの ほか)
ISBN(13)、ISBN    4-582-85321-8
書誌番号 1106033473

所蔵

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