テクスト様式論の試み -- 未発選書 --
中村三春 /著   -- ひつじ書房 -- 2006.5 -- 20cm -- 340p

資料詳細

タイトル 修辞的モダニズム
副書名 テクスト様式論の試み
シリーズ名 未発選書
著者名等 中村三春 /著  
出版 ひつじ書房 2006.5
大きさ等 20cm 340p
分類 910.26
件名 日本文学-歴史-近代 , 修辞学
注記 索引あり
著者紹介 1958年岩手県生まれ。東北大学大学院博士課程中退。山形大学人文学部教授。日本近代文学専攻。著書に「フィクションの機構」「言葉の意志有島武郎と芸術史的転回」「係争中の主体漱石・太宰・賢治」など。
内容紹介 レトリック分析の手法を用いて、宮澤賢治と横光利一の文芸様式を論じる。モダニズムのスポーツや百貨店などに関わるイメージを追い、モンタージュにより新たなジャンルを開いた川端康成らのテクスト読解を試みる。
要旨 “テクスト様式論”とは、様式論の方法を、ロラン・バルトの「作品からテクストへ」の方向に従って展開した、様式論の拡張である。伝統的な様式論が、様式を超越的な作者による芸術意志の表現と見なしてきたのに対し、“テクスト様式論”は、テクストの肌理としての文体やレトリックに徹底的に拘泥する。本書は、そのような“レトリック分析”の手法を用いて、“モダニズム文芸”を対象とし、読者が各自のフレームに基づいてテクストに対応した軌跡を記述するという文芸受容本来のあり方に、汲み尽くせぬ可能性を認める試みである。
目次 第1部 “統合”のレトリックを読む―修辞学的様式論の試み(宮澤賢治と“統合”のレトリック―その透明と障害;様式としての再魔術化―横光利一の換喩的世界);第2部 都市と身体のモンタージュを読む(モダニズム文芸とスポーツ―阿部知二「日独対抗競技」の文化史的コンテクスト;川端康成「水晶幻想」のポリセクシュアリティ;百貨店小説のモダニティ―伊藤整「M百貨店」論)
ISBN(13)、ISBN    4-89476-272-2
書誌番号 1106039797

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中央 書庫 910.2/5582 一般書 利用可 - 2036569444 iLisvirtual