偏愛の江戸怪談史 -- 角川叢書 --
堤邦彦 /著   -- 角川学芸出版 -- 2006.6 -- 20cm -- 251p

資料詳細

タイトル 女人蛇体
副書名 偏愛の江戸怪談史
シリーズ名 角川叢書
著者名等 堤邦彦 /著  
出版 角川学芸出版 2006.6
大きさ等 20cm 251p
分類 913.5
件名 怪談 , へび(蛇)
著者紹介 1953年東京生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。専攻、近世国文学。現在、京都精華大学人文学部教授。
内容紹介 嫉妬に燃える女は蛇となって逃げる男に追いすがる。起源から様式化へ、仏教が説く因縁話から悲恋物語へと変貌する「女が蛇になる物語」の謎を考察。江戸怪談が描き出した、一途な執念が生む“恋の魔境”へと誘う書。
要旨 恋ゆえに憎しみの淵に沈む女が蛇体に変身―。幻想文芸に花開く「女が蛇になる物語」はどのように生まれ、物語の世界へと変貌していったのだろうか。古代・中世の仏教説話にみえた女人が蛇に変身する表象は、やがて近世の小説・演劇のなかで様式化されながら、怪異な恋物語へと創り変えられていく。好色と怪異の絶妙なコラボレーション。その足跡を追い求め、江戸怪談が描き出した、一途な執念が生む“恋の魔境”へと読者を誘う。
目次 第1章 江戸怪談までの軌跡(女人蛇体とは何か;愛欲の蛇の発見―仏教唱導の変容);第2章 創られた女人蛇体―宗教・民俗から都市文芸へ(蛇のいる近江の風景―竜宮・蛇身・性愛;怪異小説のなかの蛇妖);第3章 婦霊恐怖の系譜と蛇の表象史(近世・蛇帯考―女房の帯が蛇に見える夜;執念の蛇はいかにして演じられたか;鱗形文様の意味);第4章 怖い女と逃げる男の怪談美(嫉妬の蛇と江戸の生活教訓;自戒する蛇身―道成寺縁起のゆくえ);第5章 偏愛奇談の時代(生首をいとおしむ女;江戸怪談は恋の魔境をどう描いたか)
ISBN(13)、ISBN    4-04-702133-4
書誌番号 1106047248
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1106047248

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